18日の日経平均株価マイナス~九州地銀の株価は高安まちまち
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【表1】を見ていただきたい。【表3】の通り、17日のダウ平均株価が前日比+1,048.86ドルと大幅に上昇したが、今日18日の日経平均株価は下落して取引を終えている。
~この表から見えるもの~
13日の東京株式市場における日経平均株価は、新型コロナウイルスの汚染拡大の影響で、下げ幅が一時1,860円を超え、取引時間中の下げ幅としてはバブル経済末期の1990年4月以来、約30年ぶりの大きさで、まさに、「魔の金曜日」となった。
・その日、財務省と金融庁および日銀は、株式市場の暴落を受け緊急の情報交換会合を開催。終了後、財務省内で記者団の取材に応じた武内良樹財務官は「金融市場では神経質な動きが見られる。より一層、緊張感をもって市場動向を注視し、必要な場合には適切に対応する」と述べ、不安定な市場の動きをけん制。前回は9日で一週間に2回、緊急の3者会合が開催された。
・それを受けて、日銀は午前と午後の2回わたり、短期金融市場に大量の資金供給を実施。金額は合わせて7,000億円。しかし、その効果はなく、13日の日経平均株価は、前日比▲1,128円58銭の1万7,431円05銭(前日比▲6.08%)と大きく値を下げて取引を終えている。緊急の3者会合による日銀の大量の資金供給も、コロナショックに一蹴された格好となった。出来高は最高の3,459,380千株。
週明け16日の日経平均株価も前日比▲429.01円の1万7,002円04銭(前日比▲2.46%)と大幅に下落。
・17日は前日比+9.49円の1万7,011円.53銭(0.06%増)の微増。何とか、1万7,000円台に踏みとどまった。はたして、今日18日は「上げなのか。それとも下げなのか」に注目が集まっていたが、前場の日経平均株価は、前日比+296円80銭の1万7,308円33銭(1.74%増)だった。
・しかし、後場に入ると急速に値を下げ、終値は前日比▲284.98円の1万6,726円55銭(前日比▲1.68%)と1万7,000円を割って取引を終えている。
【表2】を見ていただきたい。九州地銀7行(含むFG・FH)の株価推移表である。
~この表から見えるもの~
前年末(12月30)日)と今日18日の株価を比較すると、下げ幅が大きい順は以下の通りとなっている。
(1)佐賀銀行の12月30日の株価は1,752円。今日は1,016円で▲736円(▲42.01%)となっている。
(2)大分銀行の12月30日の株価は2,783円。今日は1,672円で▲1,111円(▲39.92%)。
(3)西日本FHの12月30日の株価は857円。今日は526円で▲331円(▲38.62%)。
(4)ふくおかFGの12月30日の株価は2,105円。今日は1,352円で▲753円(▲35.77%)。
(5)北九州銀行を傘下に置く山口FGの12月30日の株価は744円。今日は515円で▲229円(▲30.78%)。
(6)宮崎銀行の12月30日の株価は2,732円。今日は2,018円で▲714円(▲26.13%)。
(7)九州FGの12月30日の株価は472円。今日は364円で▲108円(▲22.88%)と、全行がマイナスとなっている。<まとめ>
今日18日の日経平均株価の前場はプラスで推移していたが、終値はマイナスに転じている。九州地銀の株価も高安まちまちの動きとなった。コロナショックの影響は大きく、日経平均株価および九州地銀の株価を含め、予断を許さない状況はまだまだ続きそうだ。
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