2024年12月23日( 月 )

【コロナに負けた!(3)】ボディブローを浴びて弱体化

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生命保険も「自粛、自粛」で潰される

 「夜の情報交換」の場に保険のトップセールスマンを誘った。いつもは快諾する人なのだが、次のようなメールが届いた。「おはようございます!!お誘いありがとうございます。ぜひ、ご一緒させていただきたいのですが、緊急事態宣言を受け、夜間外出禁止なのです。落ち着きましたなら、ぜひ、お願いします」。「追伸:保険業界は、終日自宅待機となりました(悲)」。

 委縮の典型、これではコロナに潰される。一方、「株屋さん」は平然と参加して頂いた。姿勢が全然違うなぁ。

「コロナ強し」だったが、弱体化の傾向を辿り始めたゴルフ場業界

 先日、NetIBNewsで福岡西部地区のゴルフ場6カ所の3月の経営数字を紹介した。この時点では「コロナに対し、ゴルフ場は意外と健闘している」との印象を抱いた。ところが4月は惨敗、5、6月はさらに悪化の様相を呈している。一番の難問はゴルファーが世間の目を意識しだしたことである。「世間はコロナにこれほど委縮し、行動を自制する時代なのにゴルフをしている場合ではない」と考え、ゴルフの誘いを断る、または予約をキャンセルし始めたのだ。

 あるゴルフ場はコンペ関連の売上で全体の30%を占める計画をたてていた。ところが100%キャンセル、と同時にプライベートの予約が増えない、というよりも大幅に減った。前期比50%の売上という最悪の状態が見込まれている。

 5月はさらに悪くなる。連休明けは年間で一番、企業コンペが集中している。ところがキャンセルで全滅。本当に深刻だ。コロナにボディブローを浴び、弱体化している様子である。

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