2024年12月23日( 月 )

福岡から東京、全国へ、時代をリードするビジネス構築の実践

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芝浦グループホールディングス(株)
代表取締役会長 兼 CEO
新地 哲己 氏

 建設事業をはじめとして、不動産・農業・メガソーラー・電力小売・イベント事業・航空機リース・ホテル・飲食など、多角的事業展開のマネジメントを担う芝浦グループホールディングス(株)。同社を筆頭に全12社を率いる創業者で代表取締役会長兼CEOの新地哲己氏は、時代の変化を即時に読む対応力、創業から培った高い技術力で、時代をリードするビジネス構築に邁進する。

日本初・世界初の事業づくり

新地 哲己 氏

 同社は新地哲己会長が、電気機械器具販売業「シンチデンキ」として1977年に創業。84年8月に芝浦特機(株)として改組し、空調設備工事を中心に事業を展開。2010年に芝浦グループホールディングス(株)とホールディングス体制となり、今日に至る。

 同社がクローズアップされたのは05年2月、北九州市小倉南区上石田に業界先駆けとなる全戸個別供給型太陽光発電マンション「ニューガイア上石田」を供給し、同時に太陽光発電関連事業の展開を開始したことによる。「ニューガイア上石田」は同年10月、第10回“新エネ大賞”経済産業大臣賞の顕彰に輝く。後に「ニューガイアシリーズ」は、エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞(優秀賞・06年12月)、地球温暖化防止活動環境大臣賞(09年12月)を受賞し、同社スローガン「地球環境を守ろう」が具現化された事業を構築した。

 続けて同事業の叡智を結集させ、12年7月に「九州ソーラーファーム」最初の嘉麻発電所の運転を開始。その後、メガソーラー発電所を福岡をはじめ九州・山口地方中心に建設し、売電事業を開始した。同社が管理・所有するメガソーラーは現在45カ所、トータル発電能力115MWを超える。14年からはホテル事業へ参入し、「ホテルニューガイア」を福岡地区および九州・山口14カ所で展開している。

 さらに同社が所有する世界の名車〈メガスーパーカー〉の展示会「メガスーパーカーモーターショー」を17年から開催するなど、次々と日本初・世界初の事業に取り組んで成果を出し続けている。同社の事業展開は、それぞれの業界と地域を活性化させ、地域経済に多大な貢献をもたらしている。

新たな本社ビルを建設

 新型コロナウイルス禍が拡大して国内外の経済が打撃を受けるなか、同社はその影響をものともせず実績を積み上げている。「ホテル事業において10億円以上の減収がありました。一方で家賃収入・太陽光発電による売電などのストックビジネスで、業績は大幅に上昇しています」(新地会長)。

 躍進し続ける同社は、福岡本部の近隣(中央区那の津3丁目)に新たな拠点を建設する。地上10階の新本社ビルは6月24日に起工し、22年3月に竣工(予定)する。新たな拠点には同社およびグループ会社をすべて集結させ、“顧客がいつでも気軽に訪問できる”ようになる。

芝浦グループ本社新社屋完成予想図

 そして10階のフロアに同社保有のメガスーパーカーを展示できるイベントスペースもつくる。そのなかには、日本初輸入の車両も多数含まれる。新地会長は、「全国のお客さまが福岡にきていただき、お互いに良い仕事ができる空間を提供いたします。新たな本社ビルにお越しいただいたら、グループすべての社長と会うことができます」と、新たな投資への意気込みを語っている。

 今後同社は、新拠点の竣工とともに創業43年間手がけてきた事業をより進化させていく。とくに、キウイ生産などアグリ関連、さらに医療分野においては幹細胞再生事業を立ち上げる計画である。近い将来の医療において、より注目される分野であることは明確だ。

 同社は時代の変化をどこよりも早くかつ適正に判断し、時代と市場のニーズに沿った事業をつくり上げる。事業の根底に流れる理念は、「皆さんに楽しんでいただくために、積極的に投資して事業をつくり上げていきたいという一心で仕事に邁進しております」という新地会長の言葉に凝縮されている。常に時代をリードする同社の事業づくりは、地域社会活性化により大きな期待が寄せられる。

【河原 清明】


<COMPANY INFORMATION>
所在地 :北九州市小倉南区上石田4-17-22
福岡本部:福岡市中央区天神3-10-30
設 立 :2010年8月
資本金 :4億5,400万円(資本準備金含む)
TEL :092-718-0067(福岡本部)
URL :http://www.shibaura-group.com

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