オープンハウスの躍進、福岡で1区画20坪が定着
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2年足らずで250棟以上供給
東京都を拠点に、神奈川、埼玉、千葉といった関東圏に加えて、愛知、福岡両県でも存在感を高めている(株)オープンハウス。限られた土地を最大限有効活用でき、費用も抑えられる「2区画30坪」「1区画20坪」という提案は、20~30代のマイホーム需要を見事にとらえ、年間供給棟数は5,000棟を上回る。
福岡市場においては1区画20坪が主流となっており、2018年10月の福岡オフィス開設以降、福岡市地下鉄空港線、西鉄天神大牟田線沿線を中心に実績を上げ、福岡進出から2年足らずで250棟以上の供給実績を上げた。また、「オープンレジデンシア白木原ステーションフロント」「オープンレジデンシア高宮テラス / アベニュー」など、マンション供給も精力的に行っており、同社の代名詞である戸建とマンション営業の両立が、短期間での知名度向上=安心感の醸成につながっている。
福岡市場の開拓を担う(株)オープンハウス・ディベロップメント福岡支社は、現在85名(2020年7月10日時点)体制。社員の平均年齢は27歳と若く、活力に満ちている。天神営業センターから開拓をスタートさせ、20年1月には福岡市南区に「大橋営業センター」を、同年7月には福岡市中央区に「六本松営業センター」を矢継ぎ早に開設。住宅設計から不動産広告(住宅チラシ)の作成まで、AIを利用することでオフィス業務を最適化させており、限りなく「全員営業」に近い状態を生み出せていることが、スピード感ある成長を後押ししている。
目標は売上高300億円
(株)オープンハウス・ディベロップメント福岡支社では、直近の目標として、支社単独で売上高300億円を掲げている。この目標の達成に欠かせないのが、六本松営業センターの存在だ。
「福岡市地下鉄空港線、西鉄天神大牟田線沿線に加えて、今後は福岡市地下鉄七隈線沿いの開拓にも注力していきたいと考えています。とくに、六本松エリアは再開発が終わり、週末ともなればお子様連れのご家族が多く訪れる、非常に活気のある街で注目しています。だからこそ、六本松営業センターを核に、目標達成を目指しています。当社が提案する『1区画20坪』も、実績が増えるにつれて取引先から『理にかなっている』と肯定的な声も聞かれるようになりました。また、天神営業センター内のショールームには、これまでに30代を中心とする173世帯291名(20年7月10日時点)にご来場いただき、着実に当社に対する認知度も高まっていると感じています」(高橋支社長)。
新型コロナウイルスの影響で、一時ショールームへの来場者数が落ち込んだが、(株)オープンハウス全体の戸建の仲介契約数は5月で前年同月比43.0%増、6月で同52.3%増と、大幅な伸長を見せている。福岡支社においても、テレワークにともない家族の時間が増えたことで、「部屋数の多い戸建がいい」「家計がこれ以上厳しくなる前に」といったさまざまな理由で、問い合わせが増えているという。
「東京に、家をもとう。」のキャッチフレーズで一躍有名になった同社だが、マイホームをもつための選択肢の1つとして、「オープンハウス」の定番化は、ここ福岡でも進んでいる。マンション「オープンレジデンシア」シリーズの計画も複数控えており、さらなる躍進が期待される。
【代 源太朗】
法人名
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