九州の主要企業 減損損失増える 店舗の稼ぐ力が低下
-
九州の主要企業の大半が2019年度決算で、収益力の低下した店舗の固定資産評価を引き下げ、簿価との差額を特損として計上する「減損損失」を前年度から増やしたことがわかった。異業態との競争激化や消費低迷で店舗の「稼ぐ力」が低下していることを示す。
損益計算書を把握できる主要企業16社を対象に調べた。このうち、コスモス薬品とミスターマックスHDは減損損失を計上していなかった。ミスターマックスは、18年度は6,200万円だったが、19年度はゼロだった。18年度に比べ減損損失計上を増やしたのは両社とサンリブ、マックスバリュ九州、エレナを除く11社。
トライアルカンパニーは8億8,200万円から13億8,800万円に増えた。大手監査法人トーマツグループの監査を受けている。事業規模の割に少ない印象だが、居抜き店舗の資産価値がもともと低いせいもありそうだ。
マルキョウは2億8,200万円から12億7,700万円に急増した。同社は老朽店舗が多い。リテールパートナーズ傘下入り後、リテールの会計基準で厳しく店舗の資産価値を評価していることも影響していると見られる。経常利益は増益だったが、減損計上で最終利益は95.4%減の3,600万円に沈んだ。
※この記事は有料記事です。全文を読むには「流通メルマガ」の申し込みが必要です。
※「流通メルマガ」試読申し込みフォームはコチラ >>流通メルマガのご案内
流通メルマガは沖縄を除く九州地区の食品スーパー、ドラッグストア、ディスカウントストアなどの小売業の情報を、土日祝日を除く毎日タイムリーに配信しています。現在、1カ月間に限り、無料で配信させていただきます。無料試読希望者は、下記のメールフォームからお申し込みください。
※「流通メルマガ」試読申し込みフォームはコチラ >>関連記事
2024年12月20日 09:452024年12月19日 13:002024年12月16日 13:002024年12月4日 12:302024年11月27日 11:302024年11月26日 15:302024年12月13日 18:30
最近の人気記事
2024年9月20日 10:10
2024年12月26日 17:00
2024年12月24日 16:05
2024年12月26日 06:00
2024年12月19日 15:05
まちかど風景
2024年11月18日 16:30
- 優良企業を集めた求人サイト
-
Premium Search 求人を探す