近鉄グループが都ホテル博多などホテル8件を売却、ブラックストーンへ
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都ホテル博多などを保有・運営する近鉄グループホールディングス(以下、近鉄GHD)は、都ホテル博多や都ホテル京都八条など8つのホテルを米投資ファンド・ブラックストーングループに売却する。
売却されるのは、都ホテル京都八条(988室)、ホテル近鉄ユニバーサル・シティ(456室)、都ホテル博多(208室)、神戸北野ホテル(30室)、都リゾート志摩ベイサイドテラス(108室)、都リゾート奥志摩アクアフォレスト(127室)、都ホテル岐阜長良川(192室)、都ホテル尼崎(185室)の8物件。売却額は「非公開」(近鉄GHD)ながら、帳簿価格は、合計で423億円(20年3月末時点)。都ホテル博多の帳簿価格は143億円(同)。
近鉄GHDは、「鉄道経営やホテル経営に不可欠な経営資源としてアセットを持つ経営」と、「運営に特化したノンアセット経営」の両輪での事業を推進するといい、本取引は「運営に特化したノンアセット経営」の一環。グループ内の組織再編により、ホテルの運営は継続するという。
近鉄GHDは、保有するウェスティン都ホテル京都など16物件について、引き続き経営を行っていくというが、「ブラックストーンとの間においても、事業価値の向上に向けたパートナーシップの構築に取り組んでまいります」とした。
【永上 隼人】
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