2024年12月19日( 木 )

今日19日の日経平均2万8,000円割れ~九州地銀の株価も低迷

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 【表1】を見ていただきたい。日経平均株価の推移表である。
~この表から見えるもの~
◆先週の日経平均は7月12日に大きく上昇したものの、週半ばの14日から下げに転じ、週末16日は前日比▲276円01銭(同比-0.98%)の2万8,003円8銭と、何とか2万8,000円台で取引を終えていた。
◆しかし、今日19日は前日比▲350.34円の2万7,652円74銭(同比-1.25%)と、あっさり2万8,000円台を割り込み取引を終えている。

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 【表2】を見ていただきたい。九州地銀の株価推移表である。
~この表から見えるもの~
(1)    前年同月日の比較について
◆2020年7月17日(金)と今日の株価を比較すると、前年比プラスとなっているのはふくおかFGと佐賀銀行だけとなっている。
◆もっとも大きく下げているのは大分銀行で、前年同月比▲742円(-30.67%)。次が西日本FHで前年同月比▲118円(-16.03%)となっている。

(2)    21年3月31日との比較について
◆今日19日の九州地銀(含むFG・FH)の株価が3月31日を上回っている銀行はない。
・もっとも大きく下げているのは西日本FHで、前期比▲177円の618円(同比-22.26%)。次が大分銀行で前期比▲477円の1,677円(同比-22.14%)と続いているのがわかる。

(3)    日本生命など大手生保が地銀株売却報道が伝えられた6月7日との比較について
◆7月に入って6月7日の株価を上回ったのは、大分銀行と宮崎銀行の2行だけである。
・6月7日と比べてもっとも大きく下げているのは西日本FHで、6月7日比▲47円(同比-7.07%)となっている。

 上記の九州地銀の株価推移表から、西日本FHが苦戦していることは間違いないようだ。

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【(株)データ・マックス顧問 浜崎裕治】

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