芝浦グループ、最後の自社開発メガソーラー「厚狭発電所」を引き渡し
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太陽光発電事業を手がける芝浦グループは29日、自社開発で45番目の発電施設となる「九州ソーラーファーム45 山口地区 厚狭発電所」を山口県山陽小野田市で竣工し、運営事業者となる大手総合リース会社の東京センチュリー(株)(東京都千代田区)に引き渡した。同発電所のメンテナンスについては、芝浦グループで施設管理事業を担う(株)九州メンテナンスが受託する。
厚狭発電所の出力は32.6MWで、これまで芝浦グループが開発してきた大規模太陽光発電所(メガソーラー)で最大規模。事業用地面積113haに太陽光パネル9万3,344枚を設置し、年間の予想発電量は3万2,163MW、山陽小野田市の25%に相当する約7,440世帯分の電力消費を賄える。
芝浦グループホールディングス代表取締役会長兼CEOの新地哲己氏は、「着工から約3年、無事故でこの日を迎えられたことを誇らしく思う」とコメント。広大な事業用地には7つの調整池が設けられ、7月初めのゲリラ豪雨時にも水位は半分程度に収まったことから、自然災害に強い発電所であることをアピールした。
メガソーラーの先駆者として業界を牽引してきた芝浦グループは、「九州ソーラーファーム1嘉麻発電所」を皮切りに、これまでに九州・山口地区の45カ所でメガソーラーを開発してきた。今回の厚狭発電所は芝浦グループにとって最後のメガソーラー開発となり、今後の太陽光発電事業では集中個別連携による集合住宅の開発に注力する。
【児玉 崇】
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