西九州新幹線嬉野温泉駅前に「道の駅」と一体の宿泊特化型ホテルが進出
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21年秋に開業する佐賀県嬉野市の西九州新幹線嬉野温駅前に計画中の「道の駅」の一角に、大手住宅メーカー積水ハウス(大阪市)と米大手ホテルのマリオットインターナショナルが手がける「Trip Base(トリップ・ベース)道の駅プロジェクト」で、宿泊特化型ホテル『フェアフィールド・バイ・マリオット嬉野(仮称)』が進出する。
進出予定地は同市の市有地約2,700m2。市はすでに、ホテル開業まで無償貸与する契約を、積水ハウス子会社でホテルを経営する「トリップベースホテルマネジメント」(大阪市)と結んでいる。開業後は賃貸借に切り替える。
建物規模や客室数は未公表だが、「道の駅プロジェクト」で20年10月以降に全国で開業した『フェアフィールド・バイ・マリオット』シリーズの客室数は大半が100室未満。宿泊特化型のため食事は「道の駅」に立地するレストランなどを使ってもらう。温泉街の既存の旅館やホテルとはほとんど競合しないという。
建物は積水ハウスが施工し、マリオットがホテルを運営、トリップベースホテルマネジメントが管理、経営する。九州では鹿児島県の垂水市と南大隅町で22年春以降にオープンする予定。
「道の駅嬉野(仮称)」は、嬉野温泉駅西口と国道34号線に挟まれたエリアを対象に嬉野市が進める嬉野温泉駅周辺整備事業の主要施設。国交省が、市の申請に基づき登録する。毎年2回登録されるが、市は来春以降の登録を狙う。6月現在、全国1,193駅が登録済み。
同駅周辺整備事業では、公園や観光案内所といった公共施設と特産品直売所やレストランなどを併設する計画。
【南里 秀之】
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