アメイズマンションの企画力生かし 多様な需要に応えるリノベ事業に着手
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(株)シフトライフ 代表取締役社長 樋口 由紀夫 氏
地方の拠点都市で存在感 リノベシフトでストックも活用
福岡市などの大都市を除く地方の拠点都市は、大手開発業者が進出しにくいこともあり、地場マンションデベロッパー間の競争が続いている。そのパイオニア的存在が、(株)シフトライフだ。
シフトライフが展開するマンションブランド、「アメイズ」マンションシリーズは、企画力に定評がある。好立地でありながら安価、しかも「2・5m幅バルコニー」などのような「あったら嬉しい」工夫が盛り込まれた同シリーズは人気を博し、これまで好調な販売推移をたどってきた。今後も九州一円を視野に入れつつ、福岡市都市圏での開発にも力を入れていく方針だ。
2021年9月からは新たに、定額制リノベーション事業「リノベシフト」を開始した。定額制パッケージに含まれる標準工事は、大幅な間取りの変更はもちろん、システムキッチンやユニットバス、洗面化粧台からシャワートイレなど設備機器すべての交換、フローリングや壁紙の張り替え、室内扉の設置交換、スイッチ類の一新まで含む。「マンション購入時から家族構成が変わって間取りを変えたい」「リビングを広くしたい」「リモートワークのための書斎がほしい」といった要望のほか、「中古マンションを新たに購入し、室内を新築のようにリノベーションしたい」といった需要にも応える商品となっている。
対象エリアは福岡市内。工期を複数に分けることで、住みながらのリノベーション工事にも対応する。価格は「Aプラン(65m2)」が500万円(税込)、「Bプラン(80m2)」が600万円(税込)とリーズナブルで、ローンについての相談も可能だ。
デベロッパーとしての知見を生かし 世代を超えて長く住める住居を提供
フルリノベにもかかわらず低価格で提供できる理由は、同社がマンションデベロッパーであることが大きい。安定的にマンション供給を行っていることで、グレードの高い設備機器が割安で仕入れられることに加え、提携する工事業者も確保できているからだ。
また、各入居者が望む仕様はどのようなものか、的確に把握するノウハウがあるのも大きなポイント。「定額制リノベ」とはいっても、同社ではまずオーナーへのヒアリングを行い、そのうえで希望に沿った間取り案などを提示する。これも、数多くのマンションで空間づくりを手がけてきたデベロッパーならではの強みだろう。
「価格の透明性はもちろんですが、空間提案には自信があります。アフターメンテナンスまですべて当社で行います」と、樋口由紀夫社長は胸を張る。世代を超えて長く住める住居の提供を担うこの事業。デベロッパー事業に次ぐ柱として、いっそうの拡大を目指しているということだ。
<COMPANY INFORMATION>
代 表:樋口 由紀夫
所在地:福岡市中央区天神4-2-20 天神幸ビル3F
設 立:2006年8月
資本金:1,000万円
TEL:092-791-6100
URL:https://shiftlife-corp.com
<プロフィール>
樋口 由紀夫(ひぐち ゆきお)
1956年5月生まれ。大分県日田市出身。80年、九州産業大学工学部建設学科卒業後、建築設計事務所に勤務。マンションデベロッパーを経て、2006年に(株)シフトライフを設立。翌年、代表取締役に就任し、現在に至る。一級建築士、宅地建物取引主任者。趣味は大型バイクでのツーリングなど。法人名
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