水まわりのプロとして 人に優しい快適な住環境空間を提案
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(株)中原工務店 代表取締役社長 宮口 新 氏
「顧客第一主義」を徹底
大手ハウスメーカー・積水ハウス(株)の指定工事店として50年近く、住宅の給排水衛生設備工事や水道施設工事などを手がけるほか、市庁舎の空調システム工事などの公共工事なども行い、「空調衛生水道施設設備工事の設計・施工のプロ集団」として知られる(株)中原工務店。創業以来一貫して経営理念である「顧客第一主義」を徹底し、「工程管理」「品質管理」「安全管理」という3つの徹底した管理システムによって、取引先である官公庁や住宅メーカーから大きな信頼を得ている。
3代目代表取締役社長を務める宮口新氏は2013年1月に就任した当時、「福岡には中原工務店が控えているので安心といわれるように信頼と実績をさらに積み重ねていく」と語っていたが、その気持ちは今も色褪せることはない。それは常に進歩する建築技術や生活環境の変化、多様化するニーズなどに応えるべく日々スキルアップを図る姿勢から見て取れる。
勤務年数が30年を超える社員が多く在籍する同社では各担当レベルに権限を与えることで、1人ひとりが経営者意識をもつという社風ができあがっている。もちろん、会社全体でフォローをしながら業務を進めるため、各部署同士それぞれが豊富な経験を積むことができる。そういった経験を繰り返すうちに、仕事を任せてもらうことの楽しさを自ら見出させているのだ。また、責任感をもつことで、「顧客が喜ぶには何をすればいいのか」「スムーズに事を運ぶにはどうしたらいいのか」「品質や安全を保ったまま、希望の金額に収まるにはどうしたらいいのか」といったことを真剣に考えることになる。「顧客第一主義」がしっかりと根付いているのはこうした日々のサイクルが構築されているからだ。
高い施工品質を誇る
20年8月期はコロナ禍の影響もあり、民間からの受注は微減したものの、官公庁からの受注を確保し、21年8月期は大幅な増収増益となった。今年6月に福岡市より発表された「第38回工事成績優良事業者」で同社が表彰された。その内容は「平成30年度公営住宅(壱岐住宅)管工事」で、とくに評価された部分は「施工の品質が非常に高く、埋設配管などの不可視部分の施工状況や配管の耐圧試験などの記録がわかりやすく整理されていた」「工事エリア周辺の美化活動など周辺住民に対する安全への配慮」だった。
ますます高度化する建築技術、多様化するニーズに対応し続けるため、見えない部分にまでこだわる同社の今後に注目したい。
<COMPANY INFORMATION>
代 表:宮口 新
所在地:福岡市南区的場2-25-5
中原ビル3F
設 立:1965年2月
資本金:4,500万円
TEL:092-591-1400
URL:http://www.nakahara-k.co.jp
<プロフィール>
宮口 新(みやぐち・あらた)
1958年4月生まれ、佐賀県出身。久留米工業大学卒。81年4月、(株)中原工務店に入社。2005年10月、同社常勤取締役に就任。13年1月、同社3代目の代表取締役社長に就任。業界歴は約40年のベテラン。趣味は野球、ゴルフ。謙虚かつ明朗な性格は社員たちにも波及しており、活気のある職場づくりを実現している。法人名
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