【11/19~21】ニッポン全国物産展2021~ご当地グルメ・日本酒を味わう
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東京・池袋サンシャインシティで、本日(19日)から21日まで「ニッポン全国物産展2021」(主催:全国商工会連合会)が開催される。同物産展には全国の中小・小規模事業者約180店舗が出店しており、全国各地の食べ物や飲み物、お酒などを会場で味わったり、購入して自宅で楽しんだりすることができる。
ご当地グルメが味わえる「ご当地フードコート」では、おうち時間の食事に彩りを添えてくれそうな全国各地の食べ物や飲み物を見つけられるほか、イートインコーナーもあるため、会場で出来立てを味わうこともできる。全国の名産品が数多く出展されており、その土地を旅しなければ、お目にかかれないような貴重な品も多い。会場には、多くの家族連れなどが来場し、食事や買い物を楽しむ姿が目に付いた。
今年は、全国の日本酒の酒蔵や酒販店を応援する取り組みとして「吟醸祭(ぎんじょうさい)」も行われている。約30銘柄の日本酒の飲み比べができるのに加え、来場者による日本酒の人気投票「吟醸祭アワード」にも参加することができる。
「全国物産」のコーナーでは、食べ物のほか工芸品など約90店舗が出店しており、7割の店舗が新商品を展開しているという。今年は新たにJAとの協力によるマルシェコーナー「POP UP FARM」が出店、旬の野菜や新米、昨日解禁されたボジョレー・ヌーヴォーなども購入できる。
ニッポン全国物産展2021は、コロナ禍によるイベント中止や飲食店の時短営業で、多くの事業者が打撃を受けるなか、来場者がご当地の食べ物や飲み物を楽しみつつ、全国の事業者、生産者を応援できる取り組み。
全国商工会連合会・古柴裕貴氏は「ニッポン全国物産展2021は、消費者に直接販売したり、新商品のテストマーケティングをしたりできる場をつくることで、事業者を支援する取り組みです」と話す。
巣ごもり需要でECが伸び、オンラインへのシフトが進みつつある。すでにECを運営している出店者も多いが、それでもリアルのニーズは根強い。古柴氏は「中小・小規模事業者向けのアンケートでも、対面で販売できて、新たな販路開拓ができるリアルイベントの場を提供してほしいという声がとても多いことから、会場でのイベント開催に至りました。今後も、リアルの対面販売とオンラインのEC、両輪で取り組んでいくことが必要ではないでしょうか。リアル開催ができたことで、新しいお客さまとの接点がもてることが、出店者にとって最も大きな一歩につながっていると感じます」と語る。
「おいしそう」から始まり、実際にご当地の食べ物や飲み物を味わい、「おいしい」と感じることができる「ニッポン全国物産展2021」に足を運んでみてはいかがだろうか。
【石井 ゆかり】
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