安全と環境へのニーズに対応する安全機材用品のリーディングカンパニー
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(株)グリーンクロス
代表取締役社長 久保 孝二 氏コロナ禍を「結束の期間」と捉え 働きやすい環境づくりに注力
全国に60を超える拠点を構え、独自に構築してきた物流システムを生かした安全用品の販売・レンタル、サインメディア事業を展開する(株)グリーンクロス。コロナ禍においても増収増益を更新し続けている。
とはいえ、代表取締役社長・久保孝二氏は「東京五輪など、大型イベントの延期で関連資材のレンタル需要は減りましたが、その分、工事現場向けの新型コロナウイルス対策商品の販売や看板類のレンタルで補うことができました。我々の業界は他業種と比較して不況に強いこともあり、業績を落とすこともなく恵まれていたと思います」と述べつつ、あくまで謙虚な姿勢を崩さない。
同社はコロナ禍を「結束の期間」と捉えている。すなわち、新型コロナウイルスのへ対応策を考えることに終始するのではなく、むしろ「自分たちの手で明るい未来をつくっていく」という意志のもと、社員が一丸となれるような社内風土の構築に全力を注いでいるというのだ。久保代表もこう語る。「コロナ禍でさまざまな学びを得ることができました。とくに変化への素早い対応はとても重要であるということを改めて認識しました。社外への対応をスピーディーにするためには主体的に動ける人材と万全の社内体制がなければうまくいきません。そのためにも働きやすい環境づくりや、社員たちの自信につながるSDGs達成に向けての取り組みをしっかりと行っていきたいですね」。
「人材」=「企業の力」 社員の健康を第一に考える
同社では「働き方改革」が世に浸透する前からこれの整備に尽力してきた。とくにSDGsの目標8「経済成長と雇用」にあたる、すべての人々の生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)の促進は、長い年月をかけて行ってきた。
「現在は健康優良法人の認定をいただけるよう、健康診断受注率100%の実施や各ブロックごとの産業医の設置、そして、健康に関するイベントを増やしていきたいと思います。当社主催のウォーキングイベントは大変盛り上がりました」と、嬉しそうに語る久保代表。こうした取り組みから、自分の会社が単なる労働の場ではなく、人生を楽しむ場として変わってきていることを実感する社員も少なくない。また、近年では女性が活躍できる会社づくりや、高齢者や障がい者の採用にも積極的な姿勢をみせている。
同社の柔軟な職場づくりから生まれる商品もある。安全用品に絡めたリサイクル商品やソーラーパネルつき商品である。生活者がもつ複数のニーズや意識を一度に満足させる、こうした独自の商品は、社員が楽しみながら自由に意見を出し合える環境が整っているからこそ生まれるのである。
<INFORMATION>
代 表:久保 孝二
所在地:福岡市中央区笹丘1-17-29
設 立:1971年7月
資本金:6億9,726万円
TEL:092-737-0370
URL:https://www.green-cross.co.jp
<プロフィール>
久保 孝二(くぼ・こうじ)
1971年2月生まれ、長崎県出身。89年に大阪教育大学中退。98年7月に(株)グリーンクロス長崎支社に営業として入社。2000年8月に久留米支社長代理、04年5月に営業開発次長、05年5月に執行役員営業開発部長、08年7月に取締役などを歴任。11年4月に代表取締役に就任。法人名
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