創業の心と日本の伝統を保ちつつ、持続可能な社会に対応した建築設計を
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(株)手島建築設計事務所
代表取締役社長 手島 誠 氏あくまで誠実・丁寧に、心をこめて
建設に係る「調査・企画から基本設計、実施設計、許可申請、工事監理まで、トータルでサポート」できる、福岡発の「建設設計のプロフェッショナル集団」、(株)手島建築設計事務所。2021年で50周年を迎えた同所、いまや東京、名古屋、大阪でも事業を展開し、幅広いジャンルの建築物の設計を手がけている。
現会長の手島博士氏が1971年2月、21 歳にして創業した建築事務所である。事務所といっても福岡市内の四畳半のアパート、道具といえばこたつとT定規のみという、まさに腕一本での船出であった。当初は仕事の規模や種類に関わりなく、地道に実績をつくり上げていくことに集中したという手島会長。その誠実な仕事ぶりは、程なく業界内で高く評価されるようになり、次第に官民から数多くの案件を依頼されるようになった。どんな仕事でも、誠実にそして丁寧に全力を尽くす。手島会長のこの創業の心は、2017年1月に代表取締役社長に就任した手島誠氏にも受け継がれ、いまなお揺るがぬ同所の基本理念であり続けている。
時流を見極め環境に対応した設計を
手島誠社長は、「おかげさまで我が社は創業より半世紀、お客さまとともに歩んでおります」と謝意を表したうえで、ここ数年のニーズの変化を次のように話す。
「3、4年前までは効率化の志向が高く、たとえばオフィスビルでは『働きやすさ』の観点から間取りが、すなわち仕事を効率的ならしめる動線が重視されていました。ところが、最近ではデジタル化に対応した空間・建築設計の要望が多くなり、それはコロナ禍で一気に加速したように見受けられます。」
そして、手島社長は今後の展望を語り始める。その語り口は、いまや同所の舵取りを担う者としての、めまぐるしく変わる時流を見極める冷静さと、その奔流にあって日々の生を刻む人々の役に立ちたいとの熱い想いとが調和し、なんとも心強い。
「我が国の建築の伝統を守りつつも、環境への対応をしかるべく施すことは絶対不可欠になってくるでしょう。低炭素・省エネ対応は今後、加速度的に進められていくことは間違いありません。資源エネルギー庁の直近データ(2015年度)によれば、業務・家庭部門のエネルギー消費量は、90年と比較して約25%増加しています。そうした現状を踏まえたうえで、政府が打ち出している50年までのカーボンニュートラル目標に向け、省電化や再エネルギー化を織り込んだ設計が求められます。さきがけとなる2009年より、一級建築士の資格取得に際し、従来の計画・法規・構造・施工に加え、環境設備が必須となりました。新築について環境に対する配慮はすでにマストになっていますが、中古や既存の建物についても同様の流れになってくるでしょう。我々の使命は、持続可能な社会を視野に入れての設計と企画を実行していくこと。そしてお客さまへ適正な提案をすることです。具体的にはZEH、ZEB(net0エネルギー建物)の提案やBIM(ビルディングインフォメーションモデリング)の導入を積極的に実施。」
<COMPANY INFORMATION>
代 表:手島 誠
所在地:東京都港区芝1-13-16(本社)
福岡市中央区清川3-21-9(福岡本社)
設 立:1976年9月
資本金:1,000万円
TEL: 03-3457-6761(本社)
092-522-5311(福岡本社)
URL:http://www.teshima-at.co.jp
<プロフィール>
手島 誠(てしま まこと)
1971年11月生まれ。93年4月、(株)手島建築設計事務所に入社。2017年1月に代表取締役社長に就任。法人名
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