自社の強みを活かすビジネスで地域に貢献し、たしかな信頼を築く
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山本設備工業(株) 代表取締役社長
山本 慎一 氏活況続く福岡の建設業界
山本設備工業(株)は、1956年2月に創業された地場有数の老舗・総合設備工事会社だ。建築物の設備工事のなかでも、建物を利用する人々のQOLに直結する給排水衛生設備工事には絶対の自信をもつ。
現在の社長は三代目の山本慎一氏。2006年1月に代表取締役社長の任に就き、15年にわたって同社の舵取りを担っている。
その山本社長が考える、福岡の設備工事業界の今後の見通しはどのようなものだろうか。
「福岡都市圏の人口は、年間2万⼈程度増加しています。この状況を考えると、今後もマンションなどの集合住宅の需要は底固いと考えられます。また、市内の公営住宅の建替えも進んでいます。福岡市、福岡県の公共事業に関する予算額と工事件数は右肩上がりで増え続けていますし、こちらも事業としての見通しは当面明るいと考えていいでしょう。」(山本氏)
当面は好況が続くと見られる福岡の設備工事業界。だが、「照る日もあれば曇る日もある」のがビジネスというもの。現在の見通しが明るいからといって、油断しないのが山本社長のスタイルだ。
「当社も過去、難しい状態が続いた時期もありました。当時の反省点としては、大手のサブコンさんと同じ土俵で競り合おうとしていたこと。それでは当社の良さを活かすことはできません。これを教訓として、当社は得意分野である小規模な集合住宅をきちんと仕上げ、案件数を増やすことで安定した経営を実現しています。」(山本氏)
持続可能な経営を可能にするのは、自社の強みを最大に活かす姿勢。山本社長のスタンスは明快で、一貫性がある。
地域への貢献を欠かさず、地道に歩む
同社はSDGsへの取り組みも積極的に行い、2021年7月には西日本シティ銀行によるSDGs認定証の交付を受けている。実行している取り組みは、「子ども食堂への寄付」(SDGs目標①②③)「教育機関への寄付」(④)「『子育て応援宣言企業』登録」(⑤⑧)「ふくおか『働き方改革』推進企業」(⑧)「障がい者雇用」(⑩)「災害時対応の締結」(⑪)「ISO9001取得」(⑫)「ISO14001取得」(⑬)。企業としての社会的責任をはたす姿勢が、この取り組みに鮮明に現れている。
「当社の事業は、人が生きていくうえで絶対に必要な水と空気に関わること。人々が生活していく以上絶対になくならない仕事ですが、それだけに奇をてらうことなく、地域への貢献を忘れずに、これからも一歩一歩、歩んでいきたいと思います。」(山本氏)
<COMPANY INFORMATION>
代 表:山本 慎一
所在地:福岡市南区清水3-5-27
設 立:1961年3月
資本金:5,000万円
TEL:092-554-5930
URL:https://www.y-s-k.co.jp
<プロフィール>
山本 慎一(やまもと しんいち)
1963年10月13日生まれ。福岡市出身。90年4月、山本設備工業(株)に入社。2002年12月、取締役就任。06年1月、代表取締役社長に就任した。趣味は読書、ゴルフ、海外旅行、家族だんらん。法人名
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