長崎に加え福岡の地域活性化にも尽力 総合建設業者として高い評価
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大石建設(株) 代表取締役
宅島 壽雄 氏商工会活動にも尽力、旭日小綬章受章
大石建設(株)は1933年7月に長崎県北松浦郡生月町(現・平戸市生月町)で大石義雄氏が創業、68年6月に設立された港湾土木業者。89年4月に現商号に変更し、2010年6月に佐世保市に移転している。12年8月には、長崎県南部を中心に建築・土木工事で数多くの実績を有する宅島建設(長崎県雲仙市)の社長を退いた宅島壽雄氏が代表取締役に就任し、同社は宅島グループの一員となった。以来、多くの知事表彰を受賞するなど、総合建設業者として確固たる地位を築いている。
宅島氏は地域経済発展のために献身的な活動を行ってきた、87年5月に自身の故郷である雲仙市小浜町の商工会会長に就任。06年4月から雲仙市商工会会長、09年5月からは長崎県商工会連合会会長を4期12年務めた。そうした功績が評価され、15年6月には旭日小綬章を受章。長崎市、島原市、雲仙市小浜町、佐世保市の4会場で行われた受章祝賀会には延べ850人が参加したといい、宅島氏の人望の厚さがうかがえる。
商工会活動のほかにも交通安全協会、建設業協会、神社庁、建設工業協同組合など多方面で積極的な活動を行う宅島氏は、企業経営者としても長崎オランダ村、ハウステンボス、小浜マリン、島原鉄道、みずなし本陣などの経営にも関わり、地域経済の活性化に尽力している。
昨年グループ設立70周年
宅島氏の活動は長崎県内だけにとどまらない。2003年4月に福岡県糟屋郡久山町のショッピングセンター「トリアス久山」の運営会社の社長に就任したほか、同12月にはシーサイドももち海浜公園(福岡市早良区)にある「マリゾン」を運営する(株)マリゾンを設立。04年に全面リニューアルを行い、飲食施設の運営や各種イベントの企画運営などを手がけてきた。
宅島氏はいまも、ももち浜海浜公園周辺地のさらなる活性化のためのさまざまなアイデアを練っているが、そのなかの1つにグランピング施設の運営がある。
コロナ禍もあって密を避けられるグランピングは全国的に人気で、福岡においても近年、糸島市や福津市をはじめ、多くのグランピング施設がオープンしている。宅島氏は「マリゾン内でのグランピング施設の設置を考えています。たとえば10棟ぐらいのテントを建てて、海辺の景色を見ながらバーベキューなどを楽しめる場をお客さまに提供できないだろうかと考えています。そのためには市からの許可が必要ですので、今後提案していくつもりです」と語る。
昨年設立70周年を迎えた宅島グループの、九州の活性化にはたしてきた役割はとてつもなく大きい。80周年、そして100周年を迎えても、その貢献度は変わることがないどころか、より高まるとともに、宅島グループおよび同社の存在感はさらに増しているであろうことは想像に難くない。
<COMPANY INFORMATION>
代 表:宅島 壽雄
所在地:長崎県佐世保市ハウステンボス町4-52
設 立:1968年6月
資本金:4,850万円
TEL:0956-58-7733
URL:http://ohishi-net.co.jp/
<プロフィール>
宅島 壽雄(たくしま としお)
1944年生まれ。79年、宅島建設(株)の代表取締役に就任。2011年に代表退任後、同年8月、グループ企業の大石建設(株)の代表取締役に就任。09年から21年まで長崎県商工会連合会会長も務めた。法人名
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