瓦工事の伝統と新技術を次世代へ継承することが使命
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(有)金谷洋瓦工事店 代表取締役
金谷 宏之氏安全・安心を届けるために
今年創業55年、設立46年を迎える(有)金谷洋瓦工事店。地域の瓦屋さんとして親しまれて半世紀超、いまや福岡県全域で住宅の瓦・屋根工事を請け負う、信頼のプロ集団だ。
代表取締役を務める金谷宏之氏も「当社の基本方針は自社施工です」と胸を張るとおり、同社は受注した工事の98%を自社スタッフの手で施工している。「時にお客さまには、多少待っていただくことになります。それでも大切なご自宅の瓦・屋根工事ですので、納得していただいております。屋根という住まいの根幹部分だからこそ、その工事には誠意を尽くし心を込めて取り組まねばなりません。それには我々自身が手がけることがベストなのです」(金谷氏)。実際、現場で自ら先頭に立って指揮する金谷氏と、屋根の1箇所1箇所に向き合う職人たちのまなざしは真剣そのものである。
また、同社にとって「工事」とは、屋根に上がっている間だけのことではない。社員も専属職人も、適切な服装や挨拶の徹底、工事前後の清掃──それこそ、目地など見えにくいところまで──など、施主および近隣住民に対する心づかいを怠らない。職人の工事車両には必ず同社社名の入ったマグネットをつける。こうした施工姿勢が顧客に安心と安全を確実に届けることにつながり、さらにそれが地域の厚い信頼となって同社を支え続ける。
磨きあげた技術を次世代へ
かわらぶき技能士(1級)事務所として、日々顧客の瓦・屋根と向き合う同社。我が国伝統の瓦から現代風の洋瓦まで、世のニーズへきめ細やかに応えてきた。新築住宅の屋根はもちろん、瓦一枚からの交換、雨漏り工事から大規模な改修工事まで、屋根に関するあらゆる課題を解決できるスペシャリストである。金谷氏は職人たちに敬意を表しつつこう語る。
「瓦・屋根工事は、皆さんが想像する以上に過酷で、かつ高度な技術を要する仕事です。短期間で任せられるほど甘くはありません。3〜5年間、経験を積みながら地道に仕事を覚えていって、やっと一人前になれる世界です。屋根の上での作業ですので、夏には暑さ、冬には寒さとの戦いもあります。つまり、体力と寸法通りに正確に瓦を葺く技術の両方を兼ね備えていなければならないわけですね。この『心・技・体』のバランスを体得した者が、生涯現役で仕事ができるのです。」
住宅の老朽化や近年頻発する大規模自然災害に備え、今後、瓦・屋根の改修・リニューアル工事のニーズが高まることが予想される。高い技術力を誇る同社の出番はますます増していくことだろう。「そのためにも、私どもの技術を次世代に伝えていくことが使命です」という金谷氏。その視線はつねに未来を見据えながら、いまこの時の屋根1つひとつに真心をもって向き合い続ける。
<COMPANY INFORMATION>
代 表 :金谷 宏之
所在地 :福岡県那珂川市五郎丸1-57
設 立 :1976年5月
資本金 :500万円
TEL :092-953-5300
URL :http://www.kanaya-kawara.co.jp
<プロフィール>
金谷 宏之(かなや ひろゆき)
1964年12月25日生まれ。学卒後、企業調査会社に2年間勤務。88年2月より父親が経営する(有)金谷洋瓦工事店にて営業として勤務。2005年9月に代表取締役に就任。ボクサーとしても活躍中。法人名
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