日経平均2万5,000円台回復 九州地銀も上昇
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日経平均2万5,000円台回復 九州地銀も上昇
【表1】のとおり、9日のニューヨーク市場のダウ平均株価は前日比653.61ドル高の3万3,286ドル25セント(同2.0%増)と大幅に上昇した。原油の米商品先物市場で石油輸出国機構(OPEC)による原油増産の思惑から、WTI原油が1割超下落。また、穀物や金属などほかの商品にも売りが波及した。資源価格の高騰にともなう急激なインフレへの懸念がひとまず和らいだことが要因とみられる。
ダウ平均株価の上昇を受けて、きょう(10日)の東京株式市場の日経平均株価は【表2】のとおり、5営業日ぶりにプラスに転じ、同972円87銭高の2万5,690円40銭と2万5,000円台を回復して取引を終えた。
九州地銀7行の株価も上昇
【表3】のとおり、九州地銀7行(FG・FH含む)の株価も上昇している。ふくおかFGは前日比48円高の2,185円(同2.3%増)。同社だけが2021年3月31日の株価に対して86円高となっている。
九州FGは同15円高の395円(同4.0%増)。昨年3月31日比では80円安。西日本FHは同23円高の764円(同3.1%増)、昨年3月31日比は31円安となった。北九州銀行を傘下に置く山口FGは同24円高の709円(同3.5%増)、昨年3月31日比は27円安。
大分銀行は同56円高の1,935円(同3.0%増)、昨年3月31日比は219円安となった。宮崎銀行も同75円高の2,114円(同3.7%増)、昨年3月31日比は223円安。佐賀銀行は同63円高の1,452円(同4.5%増)、昨年3月31日比は24円安となった。11月10日までは西日本FHが山口FGの株価を上回っていたが、11日以降逆転している。
九州地銀7行(FG・FH含む)のうち、ふくおかFGだけが昨年3月31日比でプラスとなった。3月末までに、前年比でプラスに転じる銀行はあるのだろうか。
【(株)データ・マックス顧問 浜崎 裕治】
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