27日の日経平均株価、大幅な下げ~九州地銀の株価も
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【表1】はニューヨーク株式市場におけるダウ平均株価の推移表である。朝方に取引を終えた26日のダウ平均株価の終値は、前日比▲809ドル28セントの3万3,240ドル18セント(同比-2.38%)。先週22日の▲981ドル36セント(同比-2.82%)に次ぐ大幅な値下がりとなった。市場では、FRB=連邦準備制度理事会が記録的な物価高を抑えるために利上げを加速させることへの警戒感が広がるなか、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて中国で都市封鎖拡大の可能性が高まり、世界景気の減速やサプライチェーン(供給網)が混乱するとの懸念が強まったことから、投資リスクを回避する売り注文が膨らんだことが要因と見られている。また、ハイテク銘柄が主体のナスダック総合指数も急落。前日比4%近い下落率となり、終値はおよそ1年4カ月ぶりの安値となった。
その流れを受けて【表2】の通り、27日の東京株式市場における日経平均株価は反落。前場の寄り付きは前日比▲649円07銭の2万6,051円04銭の安値を付けたものの、その後は値を戻し、終値は前日比▲313円48銭の2万6,386円63銭 (同比-1.17%)で取引を終えている。
【表3】は九州地銀の株価推移表である。日経平均株価の下落を受けて、九州地銀7行(含むFG・FH)の株価も下落している。期末の3月31日の株価を上回っているのは、北九州銀行を傘下に置く山口FGだけで前日比▲25円の683円(同比-3.53%)で3円のプラス。次が前日までプラスで推移していた西日本FH。前日比▲27円の749円(同比-3.48%)で3月31日比▲8円とマイナスに転じている。
西日本FHと山口FGの株価の推移を見ると、2020年3月31日の山口FGの株価は612円で、西日本FHの610円を上回っている。しかし、21年3月31日の西日本FHの株価795円に対し、山口FGの株価は736円で西日本FHが逆転。6月末に山口FGが再逆転したものの、以後は西日本FHが上回っている。今後、山口FGが西日本FHの株価を上回ることはあるのだろうか。
【(株)データ・マックス顧問 浜崎 裕治】
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