中国の最新情報をお届け　「中国経済新聞ウェブ版」

　2001年から日本企業向けの経済情報を提供してきた（株）アジア通信社が5月18日から「中国経済新聞」のウェブ版をスタートさせた。

　アジア通信社の徐静波社長は、23年連続で中国の全人代および中国共産党全国代表大会を取材しており、日本記者クラブの会員でもある。除氏は長年にわたり中国社会に日本の現状を伝え、日本に関する著書8作を発表しているほか、キャスターを務めるオンライン放送番組「静説日本」のリスナー数は3億人を超えている。

　徐社長は、「好むと好まざるとに関わらず、14億人を抱える巨大市場・中国は無視できない存在だ。また、中国は14年連続で日本の最大の貿易相手国であり、2021年の両国の貿易総額は前年より15.1％増え、過去最高の3,914億ドルとなっている。海外進出している日本企業7万社余りのうち半分が中国に拠点を構え、日中経済関係はもはや切り離せない。両国の関係は、さまざまな事情によりきしみが生じたりもするが、経済協力の歩みは後戻りできない状態にある。よって、過去21年間の努力を基に、日本社会、とくに日本企業のためにありのままの中国経済を伝える窓口を設けることが必要だ。これは我々の使命である」と語る。

　ウェブ版は新聞とは区別し、独立したネットメディアとして展開していく。中国経済新聞は月刊であるが、ウェブの方は「日報」として中国の経済や産業、企業を中心に、最新のさまざまな情報を日々伝えていく。また6月18日より一部の記事が有料となる。

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