アダルNL(8)「ミラノデザインウィーク」レポート
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(株)アダルより、6月24日付のニュースレターを提供していただいたので掲載する。
Milano Design Week 2022 出展を終え、現地の様子を最速レポート!
2022年6月6日から12日までイタリア・ミラノで開催された、世界最大規模の家具見本市Milano Design Week2022に、日本の伝統素材である“い草”を使ったサスティナブルブランド《Look into Nature》を出展してまいりました。今回のADAL NEWS LETTERでは、通常回と少し趣向を変え、プロジェクトメンバーである経営企画室 室長の葉玉(はだま)さんに、ミラノで見たインテリアトレンドや出展の反響をインタビューした内容を、読者の皆さまに最速でお届けします!
──ミラノデザインウィークの様子はどうでしたか?
当社が出展したSuperstudio Piùは、本会場のミラノサローネ以外で最も注目度の高いトルトーナ地区で毎年開催されますが、コロナ前のような活気が戻っていました。天候にも恵まれ、6日間で6万人以上の来場があったそうです。当社のブースも毎日多くの方にご来場いただき、世界のさまざまな国の方と多くの商談に発展することができ、充実した出展となりました。
──現地で感じたインテリアの傾向やトレンドはありますか?
ここ数年日本を彷彿とさせるインテリア様式がトレンドで、ミラノサローネでもその傾向が顕著だったのですが、国際的に著名なデザイナーと日本企業とのコラボレーションが盛んに行われており、多くの成功を収めている印象です。ミラノサローネは「環境と自然」というサスティナブルなテーマを掲げていましたが、市街地のフォーリサローネもその意識が高く、有名ブランドほどベーシックとして取り入れていた印象です。
──2回目のMilano Design Week出展の感触はどうでしたか?
2019年の初出展時よりもかなり大きくの反響をいただきました。デザインスタジオCanuch木下陽介氏によるリブランディングとOld kan浦田晶平氏によるブースデザインを行い、商品クオリティ、ブースデザインのレベルが上がったことがその理由だと思います。また、日本を連想させるデザインがトレンドの昨今、当社もその波に乗れたのではないでしょうか。
──Michael Geldmacherとのコラボレーションも反響が大きかった要因ですか?
もちろんです。実は今回新商品として発表したMichael Geldmacher(ミハエル・ゲルドメイカー、以下ミハエル)氏とのコラボレーションは、2019年に初出展したミラノデザインウィーク後に突然1通のメールをいただいたことから始まったんです。コロナ禍の2年間、オンラインミーティングを通じてデザインのプレゼンテーション、図面の確認、試作のチェックを進めてきた経緯があり、私たちがミハエル氏本人に会うのも、商品を実際に見てもらうのも、今回が初めてだったのです。やっと会場でお会いすることが叶ったときは、プロジェクトメンバー全員、心が震えた瞬間でした。
──プロダクトの反響はどうでしたか?
ミハエル氏デザインのシェーズロングの反響が最も大きかったです。日本ではあまり見る機会のないアイテムですが、ヨーロッパでの人気を実感しました。絶妙な寸法設計はもちろん、ヘッドレストがマグネットで位置調整できることや、い草の香りや手触りなどが琴線に触れたようです。皆さん寝そべると自然と笑みがこぼれていました。「KOZUE shelf」というウォールシェルフのマグネット機能も人気がありました。シンプルで分かりやすいアイデアは、国境を越えて世界中の人に伝わるものだなと実感しました。
──最後にお客さまに《Look into Nature》の今後の展開をお知らせください。
プロトタイプの展示を経てブラッシュアップポイントが明確になったので、年内の販売開始に向け開発を進め、皆さまにより良い商品をご提供できるよう進めてまいります。また、近日中に出展者の視点からみたミラノサローネ報告の機会を設けさせていただこうと思っております。お楽しみに!
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