2024年09月05日( 木 )

九州の航空会社3社とANA、JAL 国内初の共同運航

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 九州を拠点に運航している天草エアライン(株)(熊本県天草市、以下AMX)、オリエンタルエアブリッジ(株)(長崎県大村市、以下ORC)、日本エアコミューター(株)(鹿児島県霧島市、以下JAC)の地域航空会社3社と全日本空輸(株)(東京都港区、以下ANA)、日本航空(株)(東京都品川区、以下JAL)は10月30日から、国内では初めてとなる大手系列を超えた共同運航を開始すると発表した。

 今回の共同運航では、AMXとJAC運航便の座席をANAが、ORC運航便の座席をJALが販売する。AMX・ORC・JACは「既存のコードシェアなどの提携に加え、新たな販路が広がることで新規需要を創出し、旅客数増につなげ、安定した路線運営を推進していく」とし、ANA・JALは「地域航空3社の協業促進を引き続き支援し、共に都市と新たに加わる就航地域との人流の創出に取り組むことで、地域活性化に努めていく」としている。

共同運航イメージ図

 AMX・ORC・JAC・ANA・JALの5社は2019年10月、「離島やそれに準じる地域の生活に重要な役割をはたす路線を持続可能とする」ことを目的に、地域航空サービスアライアンス有限責任事業組合を設立。就航地域の魅力を発信する共同プロモーションや利用促進共同キャンペーンに取り組んできた。

【新貝 竜也】

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