2024年12月22日( 日 )

【読者投稿】福岡市の日本語学校が留学生への人権侵害で処分(4)

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 NetIB-Newsでは、読者のご意見を積極的に紹介し、議論の場を提供していきたい。
 今回は先月7日、日本語学校としての認定の抹消処分を受けた学校法人宮田学園 西日本国際教育学院(福岡市南区)に関して、寄せられたご意見を紹介する(福岡地裁は同月30日に同処分の効力を停止し、留学生の受け入れを認める決定を行っている)。

 宮田学園に関して、総長、理事長、専務理事、常務理事が知らなかったということは絶対にありません。すべての職員は細かなことでも報告する義務が定められており、一職員が勝手にすることはできない構造になっています。同学園の関係者によると、就職希望者を就職させるため各企業を訪問し採用をお願いしたところ、総長より『我々の仕事は留学生に就職させることではなく、もしかしたら日本企業に就職できるかもしれないという夢を与えること。だから企業訪問など無駄なことはせずに、校納金等を間違いなく収めさせることが職員たるものの仕事』と言われたとのことです。その関係者は総長に反論したその場で解雇されたと聞きます。また、国際貢献専門大学校を設立する際、流行りだからとIT学部をつくりましたが、専門学校の場合は履修した学科に沿った就労先しか就職できないと話したところ、嘘つき呼ばわりされたとのことです。

 また、福岡入管のOBを職員として採用し、入管提出書類を作成させて、同人を通してかつての部下に対して直ぐに許可を出すよう圧力をかけていたのも事実です。

 たとえば、焼肉のヌルボンに何名もの留学生を採用させています。専門学生卒業生は現業職への就労は不可です。入管に質したところ、将来の幹部候補生として採用しているので、すべての職種を体験させるのは当然との回答を貰いました。これがまかり通るならば、すべての企業が将来の幹部候補生と書けば入管法など要らないことになりかねません。

 西日本新聞にも同様のことを伝えましたが後追い記事さえ載りません。まだまだ書きたいことは山ほどあります。

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