長崎県商工会連合会 宅島壽雄会長の旭日小綬章受章を祝う
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県内4カ所で開催された祝賀会
6月29日、長崎県佐世保市のホテルオークラJRハウステンボスで、長崎県商工会連合会の宅島壽雄会長(大石建設(株)代表取締役社長)の旭日小綬章受章を祝う祝賀会が開催され、長崎県の自治体首長や県議会議員、業界団体関係者、企業経営者ら約170名が参加した。
宅島会長は、1987年5月21日に故郷である小浜町の商工会会長に就任(2006年4月1日から雲仙市商工会会長)。09年5月26日からは、長崎県商工会連合会会長を務めている。その長年にわたる商工会活動が認められ、今年5月12日、国や公共に対して功労があり、とくに顕著な功績がある人に贈られる旭日小綬章を受章。天皇陛下より拝謁を賜った。
宅島会長は、商工会活動のほかにも、交通安全協会や建設業協会、神社庁、法人会、建設工業協同組合など、多方面の活動に積極的に取り組んできた。1965年に、父が経営していた宅島建設興業(有)(現・宅島建設(株))に入社し、作業現場で社員とともに汗を流して働き始めた。その本業の傍らで、「会社は社会的存在でもあり、地域で暮らす住民の皆さんが安心して暮らすことのできる住み良い世のなかにしていかねばならない」と、ボランティア精神でさまざまな活動に取り組んできたという。
今回の祝賀会の発起人代表である(株)エコ研の神近義邦代表取締役会長は、「受章を祝う声が日を追うごとに大きくなり、長崎、島原、小浜と4会場にわけて行うことになりました。延べ850名の方がご参加いただくことになった」と紹介。佐世保における祝賀会では、来賓として祝辞の寄せた朝長則男佐世保市長、(株)親和銀行の吉澤俊介頭取、田中愛国長崎県議会議長、乾杯の音頭をとった北村誠吾衆議院議員をはじめ、各界のそうそうたる顔ぶれが、宅島会長の功績を讃えた。
謝辞のなかで、「私どもの長崎県は日本の西の果てという地理的ハンデを抱えておりますが、視点を変えれば、これから大きな発展が望める中国をはじめ、アジア各国に最も近いという地の利に恵まれております。また、温暖な気候がもたらす、味わい豊かな農産物や、その加工食品、近海でとれる新鮮かつ豊富な魚介類や海産物は、近隣各国からあつい注目を集めております。農商工連携でこれから国境を越えたビッグビジネスにつながっていくものと信じています」と語った宅島会長。これからも、長崎県の地域産業の振興において、その手腕が発揮されることが期待されている。
【山下 康太】
法人名
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