井上議員、刑事告発される。学者ら「隠ぺいは悪質」
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自民党の井上貴博衆議院議員(福岡1区)が選挙運動費用収支報告書に虚偽の記載をしていた問題で、学者らが7月17日、公職選挙法違反(虚偽記載)で福岡地検に刑事告発した。告発したのは、政治資金オンブズマン共同代表の上脇博之・神戸学院大教授ら全国の学者ら。
告発状は、井上議員が出納責任者と共謀して、2012年の衆院選挙の選挙運動期間中に自民党福岡県第1選挙区支部から「選挙関係費」として1,300万円の寄付を受けながら、その収入と支出について選挙運動費用収支報告書に一切記載しなかったとして、公職選挙法違反に当たるとしている。その後の井上議員側のマスコミへの説明が変転し、しかも訂正内容とも一致しないことを挙げて、井上議員に責任が及ばない形で「出納責任者」だけの「ミス」で幕引きを図る意図であり、「隠ぺい行為は悪質」として、厳重な処罰を求めている。
また、井上議員の報道規制発言に触れて、「政権を支えるためであれば、どのような事でも許されるというようなことを言う政権政党の国会議員の風潮は危険であると同時に、政治とカネをうやむやにする政治家は国会議員としても失格である」と指摘。安倍政権政党の議員であることに「手心」を加えることなく、徹底的に捜査を尽くすように求めている。
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