先陣を切る我々の責任は重大~第99回LC年次国際大会に向けて(後)
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第99回LC年次国際大会
DGEセミナー実行委員会
委員長 黒木善弘氏(九信電設(株)代表取締役)志を同じくする仲間たちと共に
国際大会開催を機に、FUKUOKAを世界に広めたいという思いは強いが、その一方で、「果たして福岡市民の皆さんはどれだけライオンズクラブの集まりに興味を持ってくれるのか」という懸念がある。「世界経済界の重鎮たちが集まって何かをしている、という印象しか持っていないのではないか」と案じてもいる。
ライオンズクラブは、国際的な団体として非常に緻密に確立された組織と会則のもとで運営されている。一般市民にとってはなじみが薄く、内情がわかりにくい面があるのは確かだ。「オリンピックのような、華やかで楽しい団体が来福するのだ、という楽しい気持ちで迎えていただけると良いと思います」と黒木DGES実行委員長。見どころは絢爛豪華なパレードだ。およそ30カ国が出場し、先頭にブラスバンドが立ってそれぞれの国を牽引する。踊りありパフォーマンスあり、各国の御国芸もあるだろう。「福岡市の街が非常ににぎやかな舞台となりますよ」と黒木DGES実行委員長は楽しげに語る。実は黒木DGES実行委員長は一度、ライオンズクラブからの退会を考えたことがある。昔はライオンズに入会が認められるのは、ある程度以上の企業や年齢が必要だった。しかし今、会を運営するためにさまざまな努力がなされるなか、かなり敷居が低くなっているのは確か。クラブの若返りを図るため、に若くても入会できるよう基準を緩和したことへの異存はない。ただそれが全体的な条件の緩みにつながり、結果、ライオニズムの本質である高邁な精神性を求める姿勢が失われつつあると感じるようになったのだ。だが、黒木DGES実行委員長の気持ちを汲む仲間たちが、引き留めてくれた。国際大会実行委員会の務めをきちんと遂行する責務も、再び会員として勤しむ気持ちを取り戻させてくれた。
国際大会まであと1年を切った今、準備に向けていよいよ走り出そうとしているところだ。2014年第98回の年次国際大会は、ハワイで7月冒頭まで行われた。これをもって今期の地区ガバナーが正式に決まり、7月から実行委員会の活動も本格的となった。10月には国際協会の視察団が来福するので、まずはこれを目標に準備を進めていくことになろう。
「アジアフォーラムのときはアジア圏の言語が必要でしたが、国際大会となるとほぼ英語が主体でサポートが行えるとみているので、その点は安心しています」と黒木DGES実行委員長。どれだけのサポートができるのかと不安は覚えるが、それはある意味武者震いのようなものだ。先陣を切る委員会という責任の重さは、むしろ誇りにも思える。(了)
【文・構成:黒岩理恵子】<COMPANY INFORMATION>
九信電設(株)
代 表:黒木 善弘
所在地:福岡市東区千早1-35-11
設 立:1973年
資本金:2,000万円
TEL:092-671-5025
FAX:092-671-5065関連キーワード
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