2024年11月27日( 水 )

井上貴博代議士への辞職勧告

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 井上貴博代議士(福岡1区)が、マスコミから逃げ回っているという。“反対意見を展開するマスコミは黙らせろ”と豪語するだけあって、少しは気骨がある男かと思っていた。ところが、全く骨の無い奴であることが判明。がっかりしたというのが正直なところだ。自民党若手政治家には、こうした軟弱な輩がゴロゴロ。この連中が“安保法制を整備して自衛隊が世界に打ってでる体制を作ることこそ緊急の課題だ”と吠えるのだから、無責任ぶりに呆れるしかない。

無責任体制は旧日本軍と同じ

 この無責任な組織の風潮は、旧日本軍の体質に酷似している。硫黄島で玉砕した栗林忠道中将(戦死後、大将)は素晴らしい戦略・戦術で米軍に大打撃を与えた。しかし、結果としては玉砕。沖縄戦では、牛島中将(戦死後大将)も自決している。この二人は最前線で奮闘したが、1945年8月15日敗戦の日、戦場を離れた国内にいた大将、中将、少将の数はかなりに数に昇る。その多くが責任を取らずに生きながえており、若者たちに特攻を命じた指揮官たちも、戦後は口を閉ざして市井の人となった。

 海軍の航空参謀として有名な源田実氏(最終階級は大佐)が立案した作戦で、数多くの将校・兵士たちが戦死したが、源田氏は戦後、悪びれることなく自民党国会議員として活動、長寿を全うした。源田氏は、“俺は作戦立案者、兵士は作戦遂行の過程で亡くなる存在”と思っていたフシがある。

 旧日本軍の悪しき体質でもあるが、こうした傲慢さは“国会議員が国会で決めたことに対して国民は服従しろ!!”という、今流の自民党若手議員の思考に脈々と流れている。彼らには、国民から選ばれた者としての使命感など欠片もないのだ。

逃げ回る井上氏に一言

 図体が大きくいかにも迫力溢れる政治家に見える井上貴博代議士。ネットメディアHUNTERが報道している通り、「1,300万円の不正処理」を巡って逃げ回っている。加えること山笠の費用4万円を政治資金から捻出していたというのだから、けち臭い根性には呆れるばかりだ。山笠を政治活動として認識している証拠だが、貴博氏は中洲に生まれ育ち「中洲流」に所属してきた男。山笠を愚弄する行為が許されるとは思えない。

 井上さん!これだけの疑惑を招いた以上、表に出てきて説明責任を果たすのは当然だ。貴方は現役の衆議院議員。説明したうえで、潔く身を引いた方が社会の為になる。延命を画策するほど「博多の男はこんないケチで軟弱、卑しいものか」という悪い印象を残してしまうよ。

【青木 義彦】

 

関連記事