2024年12月23日( 月 )

アビスパ 強豪名門との戦いは?

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avispa J2のアビスパ福岡は、8月15日、ホームのレベルファイブスタジアムでジュピロ磐田と対戦する(2015明治安田生命J2リーグ第29節)。現在、磐田は、15勝7敗6分勝点51のリーグ第2位。アビスパは、12勝7敗9分勝点45のリーグ第5位。前回の対戦(10節、4月29日)は、アビスパが1-0で、アウェーでの勝利をおさめた。ジュビロが圧倒的に優位とされる中でのアビスパの勝利は、この後のリーグ戦全体を展開していくうえで、士気をいっそう高める一戦となった。

 磐田は、過去J1王者、天皇杯優勝など国内のビッグタイトルを獲得した強豪・名門クラブである。「J2に陥落してきたことが不思議」(サッカー業界関係者)と言われるほど戦力およびクラブマネジメントが充実している。地元での支援の体制も手厚く、スポンサーやサポーターの団結・結束力が強いことで有名だ。
 今期の磐田は、1試合平均14本のシュート(Jリーグデータより)を放つ、攻撃的なチームであることが特色である。一方で、リーグ戦を通じて総失点が30、1試合平均1.07で、アビスパ(1試合平均1.14の失点)と同じように、順位上位のチームではやや多い。

 アビスパは直近、攻撃のリズムでは、FW金森健志選手、ウェリントン選手を中心に良好さを発揮している。ロングボールに依存することなく、ショートパス、ミドルパスをつなぎ、パスのバリエーションを駆使しながら相手の守備の陣形を崩す。現在好調のウェリントン選手のマークが厳しくなると、逆に、その周辺のスペースを有効な攻撃に活用できるであろう。
 直近3試合は無得点あるいは最少得点に抑え、守備面の堅さが向上しているのも好材料だ。

 15日のアビスパvs磐田戦では、磐田は攻撃的な戦法でゲームマネジメントしてくることが予想される。
 前節28節の金沢戦後にアビスパDF堤俊輔選手が「J1昇格には、さらにレベルアップが必要。攻撃では後ろからビルドアップするところとロングボールを交える判断のところをうまくやっていけたらいい。守備では無失点を続けること。残り14試合さらに厳しい試合が待っていると思うので後ろは無失点、攻撃では常に2、3点目を狙っていく気持ちを持たなければいけない」とコメントしているように、より堅い守備で守りきること、ボールポゼション(支配率)をより高め、ロングボールを有効に使うなどバリエーションの幅を持たせながらの攻撃が必須となる。

 15日の磐田戦では、ホームのレベルファイブスタジアムに、妖怪ウォッチでおなじみの「Dream5」と「ジバニャン」を再びスペシャルゲストに迎えたイベントもある。「Dream5」と「ジバニャン」と一緒に「ようかい体操第一」を踊るミニライブ、「Dream5」ハイタッチ会などが予定されている。(詳しくは、アビスパ公式ホームページから

 オフィシャルスポンサー数は754社、AGA(アビスパグローバルアソシエイツ)会員18,127名とアビスパの応援体制が広がっている。

【河原 清明】

 

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