2024年12月22日( 日 )

人々の生活をあらゆる面から支える総合建設業

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

(株)サンコービルド

時代のニーズに柔軟に応える

sora 『人の生活を第一に考える』ことを優先し、事業を展開してきた(株)サンコービルド。前身となる三井鉱山堅抗トンネル堀鑿(株)の頃から比べると、現在では建設業を担うサンコービルドを筆頭に、老人介護事業を展開するサンコーケアライフ(株)、不動産賃貸業を展開するサンコー開発(株)、警備・清掃などの事業を展開する(株)九州ビルシステムなど、多種多様な業務を展開することで、その社会貢献度の高さを広範囲に亙り発揮している。
 とくに全国平均入居率98%を誇るマンションブランド『ユーミーマンション』事業へのフランチャイズ加盟は、「ハイグレードな設備に低家賃」といった同マンションの魅力を、より多くの入居者に提案することを可能とし、同社の効率的な事業構築に寄与している。
 また、太陽光発電事業にも取り組み、同社グループ企業が所有する老人福祉施設「ライフステイいなつき」や賃貸マンション「シベール青葉」など6カ所に自ら設置するとともにユーミーマンションオーナーなどに事業提案することで、エネルギーコンサルタントとしての役割も担っている。

 枠にとらわれないこれらの活動は、多くの顧客から喜ばれている。そのことは2015年3月期に売上高100億円を達成したことからもうかがい知れる。

若者たちと情報の共有を

 順風満帆の同社だが、同社代表取締役社長の園村剛二氏は人材確保を今後の課題として、その解決に注力している。同社は元さとうベネックのメンバーを多数採用しており、即戦力の充実を図った。そのほかにも外部から集まった優秀な人材を東京・熊本・大分に分散配置することで、バランスのとれた組織強化を実施した。一見問題はないように思えるが、次世代のことを考えれば、やはり必要なのは「若き人材」だ。

 園村社長は高校、大学、専門学校に、もっと建築・土木の学科があっていいと語る。たとえば、昔はまだ大工を志そうと思えば『弟子入り』という道があった。実地教育で業界のことを知れる機会が身近にあったのである。だが現在では、その弟子入り制度も業界との橋渡しとは言えない状態だ。建築・土木業界に就職しようという若者たちも、これではあまりにも情報が少なすぎて、不安に感じてしまう。表層的な情報だけで、敬遠されてしまうことにも繋がりかねない。だからこそ、未来を担う若者たちが集う場に、建築・土木の仕事というものを、もっと積極的に情報発信していく必要がある。園村社長の「学びの場に建築・土木を」という想いは、同社だけでなく、業界全体で共有し、真剣に考えていく必要がある問題だ。

 14年2月4日、同社は持株会社のサンコーホールディングス(株)を設立し、未来に向けての組織構築に動き始めた。経営資本の集約、協力会社との結束力強化、市場ニーズに迅速かつ適切に応えるための技術体制の確立。これらを兼ね備えたことで、同社の存在感はますます高まっている。
 福岡に根を張りめぐらせる地場企業として、これまで以上に地域に密着し、細やかな提案を続けていこうという同社の取り組みが、今後、福岡のまちに住む人々の生活に、どのようなかたちで貢献していくのか、非常に楽しみである。

<COMPANY INFORMATION>
(株)サンコービルド
代 表:園村 剛二
所在地:福岡市博多区博多駅前1-31-17
設 立:1972年8月
資本金:9,900万円
TEL:092-414-6610
URL:http://www.sanko-bld.co.jp/

建設情報サイトはこちら>>
建設情報サイトでは建設業界に関する情報を一括閲覧できるようにしております。

 

関連キーワード

関連記事