人々の生活をあらゆる面から支える総合建設業
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(株)サンコービルド
時代のニーズに柔軟に応える
『人の生活を第一に考える』ことを優先し、事業を展開してきた(株)サンコービルド。前身となる三井鉱山堅抗トンネル堀鑿(株)の頃から比べると、現在では建設業を担うサンコービルドを筆頭に、老人介護事業を展開するサンコーケアライフ(株)、不動産賃貸業を展開するサンコー開発(株)、警備・清掃などの事業を展開する(株)九州ビルシステムなど、多種多様な業務を展開することで、その社会貢献度の高さを広範囲に亙り発揮している。
とくに全国平均入居率98%を誇るマンションブランド『ユーミーマンション』事業へのフランチャイズ加盟は、「ハイグレードな設備に低家賃」といった同マンションの魅力を、より多くの入居者に提案することを可能とし、同社の効率的な事業構築に寄与している。
また、太陽光発電事業にも取り組み、同社グループ企業が所有する老人福祉施設「ライフステイいなつき」や賃貸マンション「シベール青葉」など6カ所に自ら設置するとともにユーミーマンションオーナーなどに事業提案することで、エネルギーコンサルタントとしての役割も担っている。枠にとらわれないこれらの活動は、多くの顧客から喜ばれている。そのことは2015年3月期に売上高100億円を達成したことからもうかがい知れる。
若者たちと情報の共有を
順風満帆の同社だが、同社代表取締役社長の園村剛二氏は人材確保を今後の課題として、その解決に注力している。同社は元さとうベネックのメンバーを多数採用しており、即戦力の充実を図った。そのほかにも外部から集まった優秀な人材を東京・熊本・大分に分散配置することで、バランスのとれた組織強化を実施した。一見問題はないように思えるが、次世代のことを考えれば、やはり必要なのは「若き人材」だ。
園村社長は高校、大学、専門学校に、もっと建築・土木の学科があっていいと語る。たとえば、昔はまだ大工を志そうと思えば『弟子入り』という道があった。実地教育で業界のことを知れる機会が身近にあったのである。だが現在では、その弟子入り制度も業界との橋渡しとは言えない状態だ。建築・土木業界に就職しようという若者たちも、これではあまりにも情報が少なすぎて、不安に感じてしまう。表層的な情報だけで、敬遠されてしまうことにも繋がりかねない。だからこそ、未来を担う若者たちが集う場に、建築・土木の仕事というものを、もっと積極的に情報発信していく必要がある。園村社長の「学びの場に建築・土木を」という想いは、同社だけでなく、業界全体で共有し、真剣に考えていく必要がある問題だ。
14年2月4日、同社は持株会社のサンコーホールディングス(株)を設立し、未来に向けての組織構築に動き始めた。経営資本の集約、協力会社との結束力強化、市場ニーズに迅速かつ適切に応えるための技術体制の確立。これらを兼ね備えたことで、同社の存在感はますます高まっている。
福岡に根を張りめぐらせる地場企業として、これまで以上に地域に密着し、細やかな提案を続けていこうという同社の取り組みが、今後、福岡のまちに住む人々の生活に、どのようなかたちで貢献していくのか、非常に楽しみである。<COMPANY INFORMATION>
(株)サンコービルド
代 表:園村 剛二
所在地:福岡市博多区博多駅前1-31-17
設 立:1972年8月
資本金:9,900万円
TEL:092-414-6610
URL:http://www.sanko-bld.co.jp/◆建設情報サイトはこちら>>
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