2024年11月05日( 火 )

ファーストリテイリング、従業員の年収最大4割増へ

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 「ユニクロ」や「ジーユー」などを運営する(株)ファーストリテイリング(山口市)は11日、今年3月に報酬改定を行い、国内の従業員の年収を最大約40%引き上げると発表した。

 今回の報酬改定は海外との賃金格差を解消し、優秀な人材獲得につなげるのが狙い。

 具体的には新入社員の初任給が現行の月収25万5,000円から30万円に(年収で約18%アップ)、入社1~2年目で就任する新人店長は現行の月収29万円を39万円(年収で約36%アップ)、その他の従業員も、年収で数%から約40%の範囲でアップする予定だという。

 なお、今回の報酬改定に先駆け、国内店舗の準社員(パート)・アルバイトの時給は昨年9月に改訂している。

 今回は報酬制度だけでなく、組織の働き方も見直す。同社は「各国・地域の本部がグローバルに、そしてそれぞれの現場と連携して問題解決を推進しやすい組織や働き方、フラットで機動性が高い組織構造、全員がお客様視点・全社視点で問題を発見、部署に関わりなく率直に課題を提起し合い、経営幹部からスタッフまでが一つのチームとなって解決策の実行に取り組む風土づくりを進めていきます。従業員一人ひとりが、成果の実現に向けて、能力を最大に発揮できるよう、組織全体のあり方、働き方を変革していきます」としている。

【新貝 竜也】

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