バンダイナムコエンターテインメント　元従業員を提訴　6億円を不正着服

　（株）バンダイナムコエンターテインメント（東京都港区、宮河恭夫社長）は1月18日、元従業員に対して同日付けて約6億円の損害賠償などを求める民事訴訟を東京地裁に提起した。

　21年11月、社内の管理システムに登録されているスマートフォンなどのモバイル端末と、実際に使用されている数に差異があることが発覚。調査の結果、元従業員が15年4月頃から22年4月頃までの間、自身が管理していたモバイル端末のうち4,400台以上を無断で外部業者に売却し、約6億円を不正に着服したことが判明。同社は今後、刑事告訴も検討している。

　同社はバンダイナムコホールディングスの100％出資子会社。グループの中核企業で、コンシューマー向けゲーム製作などを行っている。

【緒方　克美】