2024年12月23日( 月 )

ふるさと納税で農業体験「阿蘇蔵農園」

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(有)阿蘇蔵農園

 昨年12月、熊本県阿蘇市のふるさと納税返礼品として(有)阿蘇蔵農園の「阿蘇の大地に触れる農業体験」が出品された。2022年ふるさと納税トレンド調査(※1)をみると、家電製品や雑貨・日用品と並んで「旅行体験型」などの外出をともなう返礼品が人気という結果が出ており、観光地としても有名な阿蘇の恵みのなかで農業体験ができる返礼品にも注目が集まりそうだ。

阿蘇蔵農園ではソイルブロックという効率的な育苗体制で多品種を同時栽培している
阿蘇蔵農園ではソイルブロックという
効率的な育苗体制で多品種を同時栽培している

    関連会社として「阿蘇蔵農園」の運営に携わるのは、福岡県太宰府市に本社を構える油機エンジニアリング(株)(牧田尚起代表)。同社は建設機械のレンタルや修理・販売を主に手がけ、建設機械のなかでも取り扱いが難しいアタッチメントの分野にこだわりをもつ「建機のプロ」。そこで約30年培ってきたノウハウや高い技術力で、建機に関連する事業を発展させ、環境保全や地域循環などの社会貢献に生かしてきた。たとえば、解体の話が出ていた約120年前の町屋建築・旧西原邸(福岡県糸島市)を動態保存し、地域の歴史的な財産「古材の森」としてランチ&カフェの運営を続けている。

 21年1月から「阿蘇蔵農園」の運営に携わることとなったきっかけも建機を扱う農業という関わりからで、建機の技術を生かした土づくりや、働く人が快適に作業できる環境づくりに取り組む。阿蘇五岳が一望できる大自然のなかで育てた20種類の葉物野菜は、地元の旅館やホテルへ出荷されるほか、社屋での直販やホームページでの販売を行う。

阿蘇蔵農園の色鮮やかな野菜は「古材の森」でも味わえる
阿蘇蔵農園の色鮮やかな野菜は
「古材の森」でも味わえる

    同園の代表を務める牧田隆氏は、「定期マルシェや農業体験や企業研修の受入れ、農園の野菜を使った商品の販売などを計画し、野菜の生産・販売だけでなく、総合的な経営のかたちを目指し、若い人たちにも興味をもってもらえるようなこれからの農業を広げていきます」と意気込む。なお、農業体験に加え、施設利用や阿蘇野菜定期便などの特典が付いた「阿蘇蔵農園のパートナー会員(※2)」も募集している。

【松本 悠子】

※1:ふるさと納税サイト「ふるなび」(運営:(株)アイモバイル)が行う調査(2022年上半期・下半期)を参考 ^
※2:阿蘇蔵農園のパートナー会員(年会費5万円(税込))ホームページより ^

特典1【農業体験】
 おいしい野菜ができる阿蘇の土に触れて、自然の恵みをその手で学びます。普段何気なく食べている野菜を育てる楽しみを体験できます。

特典2【ワーキング、イベントスペースの提供】
 本社社屋の一部をリモートワークや自主企画のイベントにご利用いただけます(要予約)。

特典3【阿蘇野菜の定期便】
 年に6回の定期便として、阿蘇蔵農園のサラダ野菜に加え、阿蘇の名産品が届きます。

<COMPANY INFORMATION>
(有)阿蘇蔵農園

代 表:牧田 隆 
所在地:熊本県阿蘇市蔵原953-6
TEL:0967-34-0035 
URL:https://asokuranouen.com
関連会社:油機エンジニアリング(株)

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