社名変更して会社延命、しかし従業員らへ給与支払いの意思なし
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NetIB-NEWSに読者から怒りの情報提供がなされた。読者の所属する企業では昨年10月から給与未払いが続いており、社長は不誠実な対応を続けているという。その企業は以下の通り。
<社名>
(株)ビジネスプロセスソリューションズ
<代表>
伊藤貞夫
<所在地>
佐賀県鳥栖市西新町1422-49
<登記上>
福岡県春日市松ヶ丘6-47
<業種>
汎用機械製造業
<事業内容>
自社製品開発、受託開発(企画・開発・設計)、OEM製品部品製造および組立事業(組立)、機械部品販売(加工)。同社は今年1月11日付で社名と業種を以下に変更している。
<変更後社名>
BPS(株)
<変更後業種>
経営コンサルタント業一般優先債権である未払い給与への支払いに応じずに、社名を変更して延命を続けるとは、社長はどういうつもりなのであろうか。
読者からの告発の内容は次の通り。
昨年10月から、9月分給与の支払いが滞り始めた。10~12月分の給与も支払われていない。給与不払いを訴えているのは約13名。従業員のなかには、昨年の初め頃から給与が支払われていない者もいるという。
事業の継続がままならなくなったことを知った取引先企業が、救済のために買収に乗り出したが、社長が負債額を実際よりも少なく説明していたことが判明して信頼関係が崩壊、買収話はなくなった。
12月に社長によって全従業員が集められ、会社の破産手続きを行うとの説明が行われた。
ところが、実際には会社の破産手続きは取られず、社長は方針を一転して会社を存続させることを通達。多くの従業員は辞める決断をしたが、未払い給与の支払い催促に対して返答は得られない。社長と面談をした元従業員のなかには、社長から「会社は潰さない。会社に残る人間には給与を出すが、辞める人間には給与は出さない」と言われた者もいる。その一方で、同人の源泉徴収票上は支払われていないはずの給与が支払われたことになっている。企業側からの解雇予告なしに解雇され、解雇予告手当が支払われていない者もおり、散々である。
そのように従業員からの未払い給与支払い催促などに対しては不誠実な態度をとる一方で、特定の取引先とは懇意にし、そちらに対してだけ債務を支払っている節があるという。
これは不当な資産処分ではないのか。元従業員たちの給与を踏み倒して会社の存続を図り、さらに社名を変更して事業を続けようなどとは言語道断である。なお、24日、同社の伊藤社長に取材を申し込んだが、同社側は取材には応じていない。
【寺村朋輝】
法人名
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