2024年12月23日( 月 )

九電工社長に石橋和幸副社長就任へ

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 (株)九電工の社長に石橋和幸・代表取締役副社長執行役員(63)が就任する見通しであることが分かった。石橋氏は1982年同社入社、人事労務部長、北九州支店長、営業本部長などを歴任。昨年6月に代表権のある取締役に就任し、現在は業務全般、経営戦略企画、DX推進に関する事項を担当している。

 同社をめぐっては、福岡県築上町のし尿処理施設建設工事をめぐる談合事件で、2019年に元行橋営業所長ら社員4人が贈賄や談合などの罪で逮捕・有罪が確定。福岡県や県下自治体、近隣県などから指名停止措置を受けることとなった。20年に社長に就任した佐藤尚文氏(71)は、この事態を受けガバナンス強化に努めていた。再発防止の取り組みと事態収拾に一定の成果を得たこと、さらにコロナ禍への対応にもメドが立ったことから、石橋氏にトップの座を譲り、経営陣の若返りを図ることとなったとみられる。

 なお、本件について同社総務部(広報)は9日、「機関決定されたものではなく、2月下旬の取締役会において決議し、決定後に公表する」という内容のアナウンスをしている。

【田中 直輝】

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