清和会抗争は最終的に福田達夫に転がる
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権力が集中する派閥が分裂するのは世の常。小泉純一郎総理大臣の誕生がなかったら安倍派(清和会)の黄金時代は迎えられなかった。最大の恩恵を被ったのは安倍晋三氏であった。昨年の安倍氏暗殺以降、清和会は後継をめぐる争いから存亡の危機を迎えている。「恐らく3派に分裂するであろう」と囁かれている。
会長代理の塩谷立氏(72歳)には親分の芽はない。当初は下村博文氏(68歳)がトップを走っていたが、評判は下落した。ほかに名乗りを上げそうなのが高木毅氏(66歳)であり、荻生田光一氏(58歳)が現在、トップを快走している感じだ。後に続くのは松野博一氏(60歳)、世耕弘成氏(60歳)、西村康稔氏(60歳)と顔を連ねる。しかし、お互いに譲らずに最終的には3派に割れるとの予測がある。
その混乱から浮上するのは、毛並みの良さで福田達夫氏(55歳)となろう。清和会の設立者は祖父の赳夫氏で、父の康夫氏の2人とも総理大臣に就いた。達夫氏も必ず台頭してくるとみる。
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