2024年11月21日( 木 )

西鉄グループが北九州八幡東区平野で再開発、投資額は25億円

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 西日本鉄道(株)(以下、西鉄)は、16日、グループ会社で不動産賃貸などを手がける(株)スピナ(北九州市八幡東区、野嵜武秀代表)を主体とした新たな再開発に着手すると発表した。

 再開発の舞台となるのは、北九州市八幡東区平野3丁目。JR八幡駅から南に約1kmの距離に位置する閑静な住宅街で、周辺には九州国際大学をはじめ、多目的ホールや調理室などを備える平野市民センターや北九州市立桃園球場などの公共施設も充実しており、相応の生活利便性が確保されている。

 今回の再開発では、住宅エリアと商業エリアの2つのゾーニングを実施。住宅エリアでは72区画の宅地開発を行う。

皿倉山から一望する八幡東区の夜景
皿倉山から一望する八幡東区の夜景

    商業エリアの(仮称)皿倉テラスでは、日本新三大夜景としても知られる皿倉山の麓というロケーションを生かして、身近に緑を感じられる、開放的な空間づくりを目指す。開発コンセプトは「日々の生活の中で“楽しさ”“美味しさ”“くつろぎ”に出逢える場所」で、テナントには飲食店のほか、ファッション関連の誘致を予定している。

 両エリアは隣り合っており、皿倉山の麓、平野エリアに新たな職住近接のコンパクトタウンが誕生することになる。

再開発概要イメージ
再開発概要イメージ

 再開発への投資額は25億円で、開発期間は2023年度上期から24年度下期までを予定している。

■開発概要
<所在地>
北九州市八幡東区平野3-270-9ほか
<スケジュール>
23年度上期 造成着工
24年度上期 商業部分オープン
24年度下期 戸建販売開始
<開発面積>
1万653 坪
(商業賃貸:5,658 坪/戸建分譲:4,995 坪)

【代 源太朗】

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