2024年12月22日( 日 )

糸島市内からTSUTAYAが消失、前原店閉店へ

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TSUTAYA前原店
TSUTAYA前原店

 TSUTAYA前原店が5月7日(日)の営業を最後に閉店する。これにより、糸島市内からTSUTAYAのリアル店舗は、完全に姿を消すことになる。

 TSUTAYA前原店は、佐賀県唐津市を拠点とする、(株)ミツシマが運営を手がけるフランチャイズ店舗。2003年のオープン以降、糸島市と福岡市西区の一部の地元住民たちに、映画や音楽、書籍のレンタル・販売を通じて、エンターテインメントの提供を行ってきた。

 店舗は複数回にわたりリニューアルされ、倉庫のような外観から、現在の2階建(1FにTSUTAYA店舗、2Fにカラオケ・サウンドパーク、ネットカフェ・自遊空間)に落ち着き、文房具や雑貨なども販売。近年は、九州大学伊都キャンパスに通う学生やファミリー層からの利用も目立っていた。

 一方、九州大学伊都キャンパス至近地で、4月の開業を控える研究開発次世代拠点「いとLab+(プラス)」内には、福岡では2店舗目となる蔦屋書店、「九大伊都 蔦屋書店」がオープンする。蔦屋書店にはカフェが併設され、購入した書籍は、カフェでドリンクを飲みながらまったりと読みふけることが可能で、贅沢な読書時間を味わえる体験・交流型の空間となっている。

 映画や音楽、漫画をレンタルして楽しみたい人にとって、TSUTAYA前原店の閉店は寂しいかぎりだが、新しい“蔦屋”の誕生を機に、新しい余暇の楽しみかたを見つけてみる、それもまた一興ではないだろうか。

【代 源太朗】

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