まちかど風景・西区~新たな街に280戸超のマンション
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福岡市西区北原。JR九大学研都市駅から、徒歩10分程度のこの場所では、北原・田尻土地区画整理事業(約11.8ha)が進行中で、住宅や公園、ヤマダ電機の郊外型店舗「テックランド福岡西店」などの多彩な商業施設が次々にオープンをはたしている。
西日本シティ銀行・伊都支店も今秋のオープンを控えており、地域住民をはじめ、九州大学伊都キャンパスに通う学生や関係者の、さらなる生活利便性の向上が期待される。
土地区画整理事業により、九大学研都市駅から伊都キャンパスまでを結ぶ学園通線沿いに誕生する新たなまち。そんなまちの顔として注目されるのが、旧マルタイ工場跡地で進む高層マンション(建築主:大和ハウス工業(株) / 施工:(株)未来図建設、RC造14階建、ワンルーム187戸)、そして、その隣接地で計画されている高層マンション、「(仮称)福岡市西区北原・田尻3街区マンション」の、ツインタワーだ。
「(仮称)福岡市西区北原・田尻3街区マンション」の概要は、RC造(一部S造)の13階建、ワンルーム194戸・ワンルーム外88戸の、合計282戸。建築主は大和ハウス工業(株)、設計者は(株)司建築設計事務所で、6月頃の着工予定となっている。
このほか、九大学研都市駅から徒歩5分程度の、パチンコホール・スーパーDステーション伊都店側では「グラース新築工事(建築主:(株)ナトゥーラ / 設計者:(株)ア・ライズ、壁式RC造5階建、ワンルーム28戸)」も計画されている。
九州大学伊都キャンパスの開校、JR九大学研都市駅の誕生から、18年。この間、北原・田尻だけでなく、近隣エリアの今宿、周船寺、元岡、そして隣接自治体の糸島市(泊カツラギ地区)も大きく様変わりした。大学移転がまちづくりにもたらしたインパクトは計り知れない。
無論、世代を超え、その地域で継承されてきた文化や自然環境、こうした無形・有形の財産との相乗効果があってこその今日の発展であり、その点を忘れてはならない。
【代 源太朗】
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