2024年12月22日( 日 )

西鉄、23年3月期決算、増収増益 鉄道・旅行業などが黒字化

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 西日本鉄道は11日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高4,946億4,300万円(前期比15.8%増)、営業利益は261億5,000万円(前期比150.2%増)、経常利益は、279億100万円(前期比100.0%増、当期純利益は、183億6,800万円(前期比86.0%増)となり、2期連続の増収増益となった。

 新型コロナウイルスの影響は強く受けた鉄道事業、バス事業の利用者が回復し、運輸業の営業利益は7,600万円(前期は46億9,900万円の営業損失)と3期ぶりに黒字に転換した。ただ、鉄道事業は黒字化したものの、バス事業の黒字化はならなかった。事業別で最も多く営業利益を計上したのは物流業で170億7,800万円、つづけて不動産業(81億3,300円)となった。レジャー・サービス業も黒字に転換し、旅行事業が黒字化したものの、ホテル事業の黒字化は持ち越された。

 24年3月期の連結業績予想については、国際物流事業の価格の落ち着きなどを見込み、売上高を4,573億円、営業利益173億円、経常利益 120億円、当期純利益96億円としている。

【茅野 雅弘】

関連キーワード

関連記事