2024年12月22日( 日 )

【動画】緒方代議士(福岡9区)に聞く(後)外国人材活用、少子化対策など

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 今回の「MAX WORLD Channel(マックスワールドチャンネル)」は、北九州市八幡西区などを選挙区とする福岡9区選出の衆議院議員・緒方林太郎氏をゲストにお招きし、現在の岸田政権や今後の政治について緒方氏の見解を聞いた。前編、後編の2回にわたりお届けする。後編では以下の3つの論点について語ってもらった。

 (1)安全保障、防衛に関して、戦闘継続能力が問われるが、過去の教訓を踏まえて、今の日本に財政面から考えて戦争を行えるのか、今後議論が必要。緒方氏は、「岸田首相は、ハト派である宏池会のイメージを利用しながらも、安倍元首相の積極財政路線を継承し、現実的対応をしている」と指摘した。

 (2)少子高齢化のなかで、日本は外国人材を受け入れなければ成り立たないが、低賃金で使う労働力という位置づけだと、日本は外国人労働者に選ばれない国になってしまう。緒方氏は「日本人同様に有能な戦力として受け入れなければならない」と強調した。

 (3)「ライフスタイルに中立な税制」から脱却し、子どもが多い世帯は支払う税が安くなる仕組みを検討すべきである。給付金のバラマキでは、少子化は改善されない。緒方氏は、国会において、子どもが1人生まれるごとに所得税や住民税を引き下げることを財務大臣に提案している。

 緒方氏は最後に、「海外に日本人が行った際に、私は日本人ですと誇らしく思える国づくりをしたい」と語り、インタビューを締めくくった。

【近藤 将勝】


<プロフィール>
緒方 林太郎
(おがた・りんたろう)
 1973年、北九州市八幡西区生まれ。県立東筑高校卒業。現役で東京大学文科1類に進学し、法学部3年時に当時最年少で外交官試験に合格、94年に中退して外務省入省。在セネガル日本大使館勤務や条約課課長補佐など経て2005年に退官。09年の総選挙で福岡9区から立候補し初当選(民主党)、14年の総選挙で2期目当選(比例九州で復活)。17年の総選挙では希望の党から立候補したが三原朝彦氏に惜敗。21年の総選挙では無所属で出馬し三原氏を破り当選。父親は経済的理由で大学進学を断念し、新日鉄八幡製鐵所に勤めていた。柔道3段。妻(元外務省)と娘の3人家族。

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