2024年12月04日( 水 )

西鉄が福岡空港で職員を乗せた大型自動運転バスの実証実験

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 西日本鉄道(株)と福岡国際空港(株)は、福岡空港において大型自動運転バスを用いた自動運転の実証実験を共同で行っている。第2弾となる今回では、本日から雨天時の自動走行、同空港の職員を輸送する実験を行う。前回は昨春に初めて実車両を活用して実験を実施し、車両挙動が安定したものであることを確認していた。

 今回の実験は8月10日までの27日間実施される。福岡空港国内線・国際線連絡バス道路約1.4kmを用いて行い、午前10 時~午後9時の間に、1日8往復(運行時間帯日により運行時刻は異なる)する予定だ。

 大型自動運転バスにはカメラやセンサー、レーダーなどを設置。運転の技術評価に加え、安全性・利便性、運用・サービスにおける課題点の確認などを行う。また、スタッフが実際に乗車し、乗り心地や安全に関するアンケート調査も実施する。一般乗客は乗せない。

 西鉄では2020年2月に北九州エリアにおいて小型、同年10月に同エリアにおいて中型の自動運転バスによる実験を実施。段階を踏みながら自動運転バス運行に関する知見を蓄積している。

【田中 直輝】

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