2024年11月21日( 木 )

ドミノピザ、小さ過ぎるサービス料表示で措置命令

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 消費者庁は27日、(株)ドミノ・ピザジャパン(東京都品川区)に対し、同社が供給する料理に係る表示について景品表示法に違反する行為(有利誤認に該当)が認められたとして、措置命令を行った。

 問題となったのは、商品のラインナップと各々の価格を示した同社チラシの表示。「お持ち帰り」と「デリバリー」ならびにサイズごとに、価格が分かりやすく記載されているものの、実際にはこのほかに7%程度のサービス料が加算されることになっており、そのことはチラシの端に小さく表示されているのみだった。消費者庁はこれを、大きく表示された商品価格のみで商品を購入できると消費者に誤認させる表示(有利誤認)に当たると指摘した。

【図1】問題となったチラシ例
出典:消費者庁資料より(赤枠線は編集部追加)

添付表示例の解説

 問題と指摘されたチラシには、右下の赤枠部分にごく小さい文字で、「※当社は品質とサービスを維持し、さらには向上させるために、すべての注文(電話注文、店頭注文を除く)に対してサービス料を頂戴しております。サービス料は、299円を上限として、ご注文金額の7%相当額とさせていただきます。サービス料は予告なく変更になることがございます。」と記されている。

【図2】図1の赤枠拡大 出典:消費者庁資料より(赤枠線は編集部追加)
【図2】図1の赤枠拡大
出典:消費者庁資料より(赤枠線は編集部追加)

【寺村朋輝】

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