2024年11月22日( 金 )

自民党、福岡9区候補予定者に大家参議院議員が決定

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県議や支持団体をまとめた大家氏が圧勝

 自民党福岡県連は13日、選挙管理委員会を開き、福岡9区立候補予定者を選出する党員投票の結果を公表した。候補者は、参議院議員・大家敏志氏と北九州市議会議員・三原朝利氏の2人で、投票は12日に締め切られ、同日開票された。

 原口剣生県連会長により開票の結果が公表され、大家氏1703票、三原氏362票、無効票2票で、大家氏の得票が三原氏の得票を上回った。

 大家氏は、統一地方選挙後、選挙区の北九州市八幡西区・八幡東区・若松区において、辻立ちやミニ集会を開催してきた。自民党北九州市議団の全面支援を受ける一方、支持団体に対するアピールも余念がなかった。同25日にホテルニューオータニ博多において開催された「参議院議員 大家敏志政経フォーラム 2023」には、原口県連会長をはじめ福岡都市圏および県南地域の地方議員、支援者や企業関係者など約700人が集まった。

三原氏、離党してでも立候補するのか

 県連は党員投票の結果を党本部に報告した。最終判断は党本部が行うことになるが、過去には党本部が県連の判断を覆した例もある。

 三原氏は高島宗一郎福岡市長の元秘書であり、高島氏は今回の党員投票にあたって三原氏を応援することを表明していた。また、三原氏は自民党市議団を離脱して今年2月の北九州市長選挙において武内和久氏を全面支援した経緯があり、武内市長も三原氏を支持することを明らかにしていた。

 党公認を得られなかった場合、離党してでも無所属で立候補するのかどうか、党員投票で敗れた三原氏の今後の動向に注目が集まる。

【近藤 将勝】

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