2024年11月23日( 土 )

【福岡県】食の多様化への対応を支援、セミナー・専門家派遣など実施

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 福岡県は、ハラール(イスラム教徒向けに認証された食品や料理)・ベジタリアン・ヴィーガンなど、多様な食文化を有する旅行者に対応できる飲食店・宿泊施設の充実を図るため、食の多様性に対応するためのセミナー、メニュー開発支援に取り組む。

セミナー

 初心者向けの基礎的な内容で全4回開催。目的に応じて1回のみの参加も可能だ。参加者を対象にメニュー開発を支援するアドバイザーを派遣する。派遣に係る人件費、交通費は無料となっている。

 インバウンド需要の急拡大やSDGs、健康意識の浸透から、食の多様性の重要さが世界的に高まっている。今回の取り組みは、そうしたなかで福岡の魅力「食」を堪能できる環境を整えることで、旅行者満足度の向上によるリピーター化、地域経済の活性化につながるとの判断によるものだ。

 セミナーの概要は【表】の通り。全日程共通して午後2時~4時の開催で、県内の飲食店、宿泊施設、観光関連施設、食品関連卸売、食品製造業などが対象。定員は各日程先着100人で、オンライン視聴(ZOOM)も可能となっている。

【表】
【表】

 申込は専用URL専用QRコードから(期限は各日程の実施2日前の午後5時まで)。

メニュー開発支援

 アドバイザーが福岡名物など既存メニューを生かしたメニューの開発、食の多様性に対応するための食材・調味料などの仕入れ先の開拓方法について助言するという内容。食材などの購入費は各事業者の負担となる。

 20の事業者を対象とし、アドバイザーはそれぞれに最大3回派遣。支援の流れは1回目に事業者の店舗・施設にてヒアリング、具体的なアドバイス、2回目に新メニューのテスト版を試食し、フィードバック、3回目に改良後のメニューを試食し、支援完了という流れとなる。

 申込み期限は9月8日で、セミナーDay1・Day2の参加者アンケートで募集し、派遣期間は事務局と各事業者との日程調整のうえ決定される。

 問い合わせは、事務局のフードダイバーシティ(株)(Tel:03-5811-1947)まで。

【田中 直輝】

法人名

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