筑紫野市では9月27日、市内を流れる宝満川において「第18回宝満川カヌー大会in美咲」が開催された。澄んだ秋の空の下、涼しい風が吹き抜ける絶好のコンディションのなか、多くの人が集まった。
豊かな水量を持つ宝満川は、昔から市民をはじめ、多くの人たちが訪れ、川とふれあっていたが、時代とともに次第にその機会が失われつつあった。そこで同市では、この宝満川に多くの人がつどい交流することができたら…と考え、「宝満川カヌー大会」を実施。今回の開催で第18回目を迎えた。
![]() 水しぶきを上げて進むカヌー |
![]() 会場は大盛り上がり |
同地区における宝満川は下流域にあたり、水量も豊富で流れもゆっくりとしている。しかも、両岸も適度な広さで、カヌー競技には最高のロケーションである。競技大会に合わせて7月からカヌー教室も数回行われており、その成果も披露する絶好の機会でもあった。
競技は、1人乗りの小学1・2年生の部から始まり、2人乗りのタイムレース、3人乗りの旗取りレース、地区対抗カヌーレースなど多彩なレースがなされた。うまく漕げず、まっすぐに進むことすらままならない選手も続出したが、レースは大盛り上がりを見せ、各選手を応援する観客がヒートアップする場面も見られた。
また、会場には出店などが並び、たくさんの人々の交流の場となっていた。初めてこの競技を見に来た男性は、「話には聞いていたのですが、カヌー競技自体が珍しいうえに、会場も盛り上がっていましたので、存分に楽しみました」とコメントした。
地域交流の場として長い歴史を持つこの競技大会。これからさらに盛り上がりを見せる可能性を秘めており、楽しみな大会となりそうだ。

各所で激しいバトルも行なわれた
【道山 憲一】
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