2024年11月23日( 土 )

小型キャビンによるテナント出店も、天神中央公園に寄せられる期待

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県営天神中央公園天神エリア(アクロス福岡南) イメージ    福岡県は25日、「県営天神中央公園天神エリア(アクロス福岡南)への民間活力導入に関するサウンディング調査」の結果概要を公表した。

 県では、天神中央公園天神エリア(以下、天神エリア)のさらなる魅力向上を目指し、Park-PFI制度を想定した、民間活力の導入による再整備計画を進めている。今後、飲食機能を有する常設の公園施設を公募する予定だが、これに先立ちサウンディング調査を実施していた。

 その結果概要によれば、県は5社と個別対話を行っており、天神エリアに導入する施設の案として、民間事業者からはカフェやレストランなどの飲食施設、本やアートの提供、小型キャビンによる複数テナントの出店などが提案された。
 また、導入場所については旧売店付近、薬院新川(那珂川の支流)沿い、噴水広場を改修して空間を創出するなどの案があがった。

 課題として、天神エリアの地下が駐車場ということもあり、どのような建築物を建設可能なのか確認が必要となること、旧福岡県庁の遺構の取り扱いや木々の整理に関する意見があがった。

 県はこうした民間事業者からの意見を参考に、再整備計画を進めていく。天神中央公園西中洲エリアでは、先行して19年度にPark-PFI制度を活用した再整備を実施し、交流人口の増加、魅力度向上に成功している(関連記事『「HARENO GARDEN」で変わる西中洲エリア(前)』)。

【代 源太朗】

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