2024年12月23日( 月 )

参政党内部は意外と落ち着いている

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 11日(土)~12日(日)は動画巡りに終始した。動画には「参政党、大分裂なるか?」「参政党に裏切られた!」などといった仰々しい見出しがついていた。

 立役者の1人である学者が「いうこととすることがまったく違う。支援者への裏切り行為である」と糾弾する。参議院選挙地方区に立候補して12万票を取った女性元立候補者は「突然、除名を申し渡された」と内幕を暴露する。続いて男性党員(この人も除名)も指導部に向けた激怒を露にしていた。

 筆者は、動画として掲載された「参政党批判」記事を3~4時間かけて探し求めた。その結果、「あーこれで参政党は終わった」と感じていた。

 ところで、心配な青年がいる。前参議院選挙に立候補したBである。ある支部の長を仰せつかっている。「党内闘争で衰弱しているのではないか」と、こちらは懸念していたのだ。「党本部が勝手に除名させる、独裁的な組織運営をしていると報道されているが、大変だね!!」と率直に質問を投げてみた。相手は「何を言っているの!」と怪訝な応対をしてきた。

 「除名が指導部から一方的に伝達されることはありえません。我々地方から、『この人は日常活動を無視しているから除名させた方が賢明です』、と中央へ進言したのです。事務局とは3回にわたって、『この人を脱退させて組織上の問題になりませんね』と、確認のやり取りを慎重に行いました」と説明してくれた。

 動画で植えつけられた認識とは大違いである。Bは淡々と次のように語った。

 「九州地区では春に当選した地方議員は毎日、地域活動に注力しています。お互いに切磋琢磨の努力の争いです。私には一抹の不安感を抱くようなこともありません」。

 筆者もこれで安心した。

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