福岡県のチャイルドシート使用率 全国平均下回る72.7%
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(一社)日本自動車連盟(JAF)はこのほど、警察庁と合同で全国47都道府県において「チャイルドシート使用状況全国調査(2023)」を実施した。それによると、福岡県の使用率は72.7%で、全国平均の76.0%を下回っていたことが分かった。さらに22年調査の77.4%から4.7ポイント低下していたことも判明した。
チャイルドシートは、道路交通法により2000年4月から、6歳未満の子どもに使用することが義務付けられている。今回調査による全国の平均使用率76.0%は、前回比1.5ポイント増で過去最高となっていた。
ただ、全国16カ所(8地域)で行ったチャイルドシートの「取付け状況調査」では、乳児用・幼児用のチャイルドシートが自動車に正しく(取扱説明書通りに)取付けられていたのは61.9%だった。
残り38.1%は何らかの問題で正しく取付けられておらず、さらに「着座状況調査」では約半数となる52.1%が正しく着座できておらず、着座状況についても課題があることも判明した。
JAFでは、「チャイルドシート誤使用の危険性」に関する実験動画を公開するなどし、使用率向上と正しい着用に向け啓発活動を進めるとしている。
【田中 直輝】
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