スキップ・マーティンさん、子どもたちに「夢を持ち続けて」(北九州)
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武内市長も謝意を示す
歌手でトランペット奏者のスキップ・マーティンさんのチャリティイベントが21日、北九州市内のホテルで開催され、子どもとその父兄約300名が招待された。スキップさんは「ダズ・バンド」時代にグラミー賞を受賞し「クール・アンド・ザ・ギャング」のメンバーとしても活躍しており、現在はソロ活動を行っている。社会貢献活動にも熱心で、スティービーワンダーやレイパーカーJr.など28名の仲間に声掛けして「People Get Ready」をリリースし、その収益を小児病院に寄付した。
イベントではスキップさんは歌や演奏に加え「操り人形」を用いたトークや質問タイムで子どもたちを喜ばせた。どんな子ども時代を過ごしたかの問いに、自身が7歳で歌手になる夢をもち友達と公園で歌っていたことを伝え「あなたと同じような子ども時代を過ごしました」と応じた。主催した国際学園・九州医療スポーツ専門学校の水嶋章陽理事長は「出会いによって人生の扉が開いていくことがあります。10年後、20年後になにかのきっかけになれば」と意図を語る。これに対しスキップさんは「継続すること」の重要さを強調し、「努力を続ければ夢は必ず実現します」とエールを送っている。
イベントの最後に大ヒット曲「Celebration」も披露され会場全体を巻き込んだ大合唱となったほか、開催を知った武内和久北九州市長も急遽駆け付けスキップさんに感謝を示した。
イベント後インタビューに応じたスキップさんは、能登半島地震に加え北九州市小倉北区の飲食街で火災も発生したことについて、「非常に残念なこと。しかし、明けない夜はありません。これからも火事や地震などの災害は避けられないかもしれない。しかし、光はまた輝きます。被災者の皆さんには希望をもって生きていただきたいと思います」と語った。
【鹿島 譲二】
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