2024年11月22日( 金 )

ワールドHD、23年12月期決算発表 増収増益 不動産事業が貢献

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 (株)ワールドホールディングス(本社:北九州市小倉北区、伊井田栄吉代表、東証プライム)はこのほど、2023年12月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は2,137億4,200万円(前期比16.4%増)、営業利益は103億6,500万円(同16.1%増)、経常利益は102億5,100万円(同14.8%増)、当期純利益は62億400万円(同16.2%増)で、増収増益となった。

 決算要因としては、主力であるプロダクツHR事業では、半導体市場の低迷によるオーダー減等の影響がありつつも、自動車業界をはじめとしたさまざまな業種への対応を進めた結果、堅調に推移し、セグメント売上高は1,012億4,600万円(前期比14.3%増 / 計画比6.9%増)となった。しかし、利益面では、過去最多となる1,200名を超える新卒社員の採用・人材育成等への投資に加え、他業種への人員シフトにかかるコストなどによって、セグメント利益は36億7,900万円(前期比9.3%減 / 計画比13.8%減)となった。

 増益に貢献したのは不動産事業で、セグメント売上高は429億600万円(前期比12.8%増 / 計画比3.6%減)、セグメント利益は45億9,000万円(前期比44.3%増 / 計画比23.3%増)となった。

 来期(2024年12月期)の業績予想については、売上高は2,520億8,500万円(前期比17.9%増)、営業利益は90億500万円(同13.1%減)、経常利益は86億2,200万円(同15.9%減)、当期純利益は47億3,800万円(同23.6%減)で、増収ながらも減益を予想している。

【寺村朋輝】

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